山に抱かれた白峰に、新しい風をあつめたい【TENJIKU白峰】

※今後のコロナウイルスの感染状況によっては、急遽滞在キャンセルとなる可能性がありますこと、あらかじめご了承くださいませ。

地域案内人のご紹介

『TENJIKU白峰』と旅人のみなさんをつなぐ案内人の山口です。石川県白山市白峰で、NPO法人白山しらみね自然学校の事務局長や白峰観光協会長として、白峰を持続可能な場所にすべく日々奮闘中しています。白峰は山に囲まれながら重要伝統的建造物群保存地区に選定され、自然や歴史を身近に感じられる場所。『TENJIKU白峰』を通じて地域の人と関わりあいながら、「一生モノの出会い」ができるようサポートします!
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役場引退後にも挑戦しつづけるまちづくり

今は人生の第二章として、生まれ育った白峰でまちづくりに力を注いでいます。元々40年間白峰役場や白山市役所に勤めており、白峰の観光やまちづくりにはずっと関わっていたのですが、いつの頃からか行政が行うまちづくりに違和感を抱くようになってしまっていて……。 自分や白峰について見つめ直し始めたのは、ちょうど白峰村が白山市として市町村合併することが決まってからです。合併したことで、白峰の人口減少が加速したり、日本の良さが失われたりと、少しずつ合併の弊害を感じるようになったんですよね。でも公務員時代は、目の前の仕事に向き合うことに精一杯でした。そこで行政でできるまちづくりには限りがあるなと感じたんです。
退職してから現在までは、住民目線でできるまちづくりの活動をスタートし、行政で解決できなかったことをやっています。大学と連携して留学生を受け入れたり、白峰の町中ツアーのガイドを行ったり、その活動は多岐にわたります。このTENJIKU白峰もそのひとつです。これまでのようにがむしゃらに働いているわけではなく、気心知れた人と食卓を囲んだり、地域住民や企業の方々と関係づくりを構築したりしながら、まちづくりを行っているので毎日がとても充実しています。退職してからより、まちづくりにおいて本当に大切なものが見えてきた気がしていますね。

白峰にどんどん外の風を吹かせたい

白峰のような田舎は、どうしても多様性がなくなりがちです。だからこそ、いろいろな人が関わっていくことで、多様性の向上に繋がると思っています。わたし自身、いろんな人と出会う中で視野がかなり広がり新しい視点をもてるようになったので、白峰の人たちにもその感覚を味わってほしいんです。すぐには変わるのは難しいですが、外からの目線で地域の資源を俯瞰してもらうことで、少しずつずまちづくりにも新しい発想が生まれてくると思っています。
その第一歩として、地元の金沢工業大学、SAGOJOなどの外部と連携しながら、次の時代を生き抜くための新しい「学びの場」を提供するためのプロジェクト「白峰ボーディングスクール」を少しずつ動かしています。母子家庭の人を受け入れキャンプツアーを行ったり、デュアルスクールができるような環境を整えたり。いろんな方を受け入れる町にしながら白峰に良い風を吹き込んでいきたいです。

住みたい人が住み続けられる持続可能な地域へ

ただ、自分自身もだんだん年をとってきているので、今後は自分の後釜となってくれる人を探しています。今はその土台を整えているところ。自分の後釜となってくれる人が食べていけるような環境を整えるべく、着々と準備中です。
私は「85歳になっても楽しく飲みたい」という夢があり、周りに公言しています。これってつまりは、自分が健康でいることをはじめ、白峰での地域社会が成り立ち、お店も残っている状態を意味するんですよね。今後も白峰に住んでいる人々がいて、生活を豊かにしてくれるとうれしいなと思っています。
現代では、多様な生き方や働き方を求めてる人が多いですよね。だからそのニーズを受け止めながら、外から来た人も過ごしやすいよう、リモートができる環境づくりを整備していきたいと思っています。田舎ではお金を稼げないと思うなら、新しい職場を作ればいいですし、町と外のものを繋げて、新しいことがどんどん起きる街にしたいですね。歯医者さんが週一で白峰に来てくれたり、月に何度か散髪屋がオープンしていたり。そういった形でもいいと思うんです。地域だけでは維持できない部分を外の力で補いながら、住みたい人が住み続けられる地域にしていくのが目標です。
 
 
私の挑戦を応援してくれる人は、ぜひ「サゴチ」で応援してもらえたら嬉しいです!
『TENJIKU白峰』に滞在することで、あなたの第二のふるさととして、『白峰ボーディングスクール』をはじめ、白峰で起きる新しいプロジェクトを応援する一員になってくれませんか?

地域にどっぷり浸れる『TENJIKU白峰』

『TENJIKU白峰』は、白山・白峰地域の魅力を伝えるガイド『白山しらみね自然学校』の活動拠点である「与平」と「あざみ荘」がSAGOJOとコラボして誕生した空間です。
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町の中心部にあり、『白峰温泉総湯』や『白峰特産品販売施設 菜さい』からも徒歩1~
2分と好立地。白峰の街は歩いてまわれるほどコンパクトです。
江戸時代末期に建築された「与平」は、積み重ねられた歴史を全身に感じ、タイムスリップしたような気分を味わえます。古民家の落ち着いた雰囲気にきっとあなたも癒されるはず。
かつては民宿だった「あざみ荘」は、リノベーションして和の雰囲気を残しつつモダンな空間に大変身。漆喰塗りなどがまだ途中となっていますが、スタイリッシュな雰囲気に変身したお部屋でゆっくりくつろいでくださいね。
ダイニングやワークスペースとしても使える広いテーブル。Wi-Fiも使えるので、静かな場所で落ち着いてお仕事したい方におすすめ(あざみ荘)
豪雪地帯の1つである白峰は、冬になると一面銀世界に。

ミッション in TENJIKU白峰

『TENJIKU白峰』には、地域の課題解決をとおして地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれるさまざまな “ミッション” があります。
どれも所要時間は1日あたり2〜4時間ほど。滞在中には適宜さまざまな依頼が発生することがあるかもしれませんが、自分の時間もゆっくり確保しながら「やりたい!」と感じたものを無理なく自由に楽しんでください。
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ミッション①『白山苑』の温泉掃除

白峰において宿泊の中枢を担う旅館『白山苑』では、働き手の高齢化が進み、人手不足に陥っています。そんな状況の中で、温泉掃除を手伝ってもらえることは、旅館にとっても大助かり。ご褒美として、掃除後は無料で温泉にはいれるのもうれしいポイント。

ミッション②『雪だるまカフェ』や『菜さい』のお手伝い

地域の憩いの場になってもなっている『雪だるまカフェ』や、白峰の郷土料理を楽しめたりお土産を購入できる『白峰特産品販売施設 菜さい』は、白峰のハブでもあります。しかし、これらのお店も人手不足。特に『白峰特産品販売施設 菜さい』は人手が足らずに定休日を増やさなければいけないほど深刻です。地域の人とも関われるので、素敵な旅先の出会いが生まれはずですよ!

ミッション③「茶話会」から生まれた町の声のお手伝い

白峰のとある一角にある、東京大学地域未来社会連携研究機構の北陸サテライト(通称ライン館)に常駐している坂本特任助教が主催する「茶話会」が白峰にイノベーションを巻き起こしています。世代を超えながら住民交流の輪が広がり、交流の中から多様な意見が生まれています。そんな茶話会で集まった町の声を集めた声を集めた掲示板を設置予定。どんな声が集まるのかはその時のお楽しみです。

ミッション④【冬季限定】雪かきや雪下ろしのお手伝い

豪雪地帯としても知られる白峰地域では、多いときには4m以上もの雪が積もります。そんな雪深い白峰では、雪かきは重要なシゴトのひとつです。雪国ならではの知恵を学ぶこともできるかも……?

ミッション⑤『あざみ荘』の漆喰塗り・DIY

滞在拠点である「あざみ荘」は現在絶賛リノベーション中!掃除や片付けなど簡単なものからDIY(漆喰塗り・障子の張り替えなど)まで、あなたのできる範囲でご協力ください!

⑥【構想中!】期間限定の間借り「あざみチャレンジ!」

現在はコワーキングスペースのような役割を果たしている『あざみ荘』1階のスペース。今後はここをもっとうまく活用しながら、地域活性化に繋がるようなことをしていきたいと思っています。例えば「週末限定のレストランを開催する」「1夜限りのバーをオープンする」など……。 何かやりたいことがある人はぜひ手をあげてみてください。

白峰で不便にあえて触れ、豊かな自然や文化と遊ぼう!

日本三大名山のひとつ、霊峰・白山のふもとにある石川県 白山市 白峰地域。築100年以上の古民家が密集し、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。独自の文化が残るこのまちには、美肌になれる白峰温泉をはじめ、数々の郷土料理やお祭りなど、旅人たちを惹きつける魅力がギュッと詰まっています。コンパクトな町なので、ある程度は徒歩圏内で観光できるのも魅力のひとつです。春夏秋冬で全く違った景色を楽しめるのが魅力なので、季節を変えて何度でもお越しください!
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石川県の水脈でもある手取川ダムよりも、さらに上流にあるのが白峰です。金沢から白峰へ向かう際には、この絶景も堪能してくださいね。
あざみ荘から徒歩1分の場所にあり、“絹肌の湯”といわれるほどなめらかな泉質をもつ白峰温泉。天然温泉100%の源泉の泉質は、全国でも珍しいナトリウム炭酸水素塩温泉です。湯上がりのツルツル肌を体感してみてくださいね。
毎年6月初旬~7月中旬の1ヶ月限定で一般解放される『白山高山植物園』。白山に登らずとも約50種類の高山植物を楽しむことができます。白峰の町中からは少し離れているので、車で行くのがおすすめです。

『TENJIKU白峰』滞在TIPS

『TENJIKU白峰』には1組5名まで滞在できるので、ぜひご家族やご友人と一緒にご利用ください!
 
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『あざみ荘』『与平』(TENJIKU白峰) ■ 住所:あざみ荘:石川県白山市白峰ロ53 与平:石川県白山市白峰ロ131
■ HP:なし
■ アクセス:JR金沢駅から車で約1時間10分。小松空港から車で約1時間5分
JR金沢駅から北鉄バス(直通)で110分。但し1日2便の運航(9:27、17:37)
JR松任駅から北鉄バス(1回乗り換え)で100分。但し1日1便運航(13:08)
 
詳しいアクセス情報はこちら
 
(執筆:「TENJIKU白峰」案内人・白山しらみね自然学校 山口 隆)
 

 
こんな仲間がいたなんて。一生モノの地域と出会えるTENJIKUとは
『TENJIKU(テンジク)』は、地域の課題を解決する “ミッション” をとおして、地域の人たちとより深く関わりながら “仲間” になれる新しい旅体験を届けていきます。これまでの旅ではたどりつけなかった「一生モノの地域」との出会いをお楽しみください。
 

応募方法/応募後の流れ

「TENJIKU白峰を利用したい!」という方は、マイページのプロフィールをすべて記入した上で、応募時に次の情報をご記入ください。
必ず前もってTENJIKU利用規約を確認し同意の上、ご応募ください!
なお、応募いただいても地域や拠点、案内人のご状況により、滞在をお断りする可能性もございます。応募完了=滞在確定ではございませんので、予めご了承ください。
 
  • 氏名(フルネーム/漢字)
  • 滞在希望日(初回は1〜5泊以内。2回目以降は応相談)
  • 滞在人数(4名まで)
  • やってみたいミッションの内容
    • →本文内「ミッション ①〜②」参照。複数可
  • 白峰滞在への気持ち(任意)
その後、滞在までの流れは次の通りとなります。
 
<応募後の流れ>
① TENJIKU運営チームより自動メッセージが届きます。
②日程を地域側と調整します。※10日ほどかかります。 <SAGOJO → 地域>
③ご利用の可否をご連絡します。ご利用いただける場合はこの時点で日程確定となります。
④ 事前面談(オンライン) <SAGOJO & 地域 & 旅人>
⑤【当日】旅へ出発! TENJIKUへ滞在しながらサゴジョブを実施
<旅人>※SAGOJOからのご連絡は、すべてSAGOJOのチャット機能にてお送りいたします。
⑥ サゴチップで地域応援
 
SAGOJOよりあなたへのメッセージ
わたしたちの旅の主役は「人」です。
TENJIKUは「ミッション」をとおして、 地域の人たちと一生モノの仲間になれる新しい旅体験を届けていきます。TENJIKUを利用した旅人の中には、滞在した地域が好きになり結婚式の場として選んだり、地元の方々と仲良くなって事業を始めたり、移住や多拠点暮らし先として選んだりしている方もいます。
今後も少しずつ拠点数を増やしていき、いずれは、全国47都道府県のどこを訪れても、地域と密に関われて気軽に滞在できる拠点がある状態を目指しています。SAGOJOとしても新しいチャレンジですが、ぜひ一緒にそんな世界観を実現していけたらと思います。
 
これまでの旅ではたどりつけなかった、 あなただけの「テンジク」へ。 まだ見たことない出会いが、 あなたを待っています。