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【民泊のすすめ】千葉県・南房総市の民家で体験する「火のある暮らし」が最高すぎた

ライターのカツセマサヒコです。

GMOメディア株式会社が運営するキュレーションメディア『ランキングシェアトラベル』さんが、民泊してその内容を記事にしてくれる旅人を募集しているとのことで、このたび千葉県の南房総市まで人生初の民泊体験をしてきました!

結論から言うと、南房総での民泊はとにかく最高! 料理がおいしいのも自然がいっぱいなのもモチロンですが、住んでいる人たちから受ける刺激が強すぎて、あとちょっと僕の心が弱かったら翌日から移住してたくらいでした。

これからそんな一泊二日の様子をレポートしますので、ぜひご覧ください!

東京から2時間半で、美しい自然と素晴らしい人たちに会える

出発地点は僕の勤務先がある東京都世田谷区・下北沢。南房総はここから電車でおよそ2時間半くらいのところにあります。

この日はゴールデンウィーク明け初日。泊まり取材と聞いてワクワクしすぎたあまり、小学校2年生がランドセル背負ってるようなポーズになってます。

連休明けの仕事や授業を嘆く人たちのツイートを見ながら、ゆったりと電車に揺られる時間はまさに至福。いま僕は、天国行きの電車に乗っているのかもしれません。

千葉駅から内房線に乗って、いくつものトンネルをくぐること1時間半……。

浜金谷駅に到着しました!

ここから宿泊先までは、事前に地元の方にお願いしておいた車で送ってもらいます。

送迎してくれたのは、南房総のほど近くにある町、金谷に移住してきて1年半というケンジさん。

「ケンジさんはなんで移住したんですか?」

「うーん……たまたま?(笑) 都内に住んでいたとき、転職と引越しを考えていたんだけど、ちょうどそのとき友人から『金谷に住まないか?』って言われたんだよね。で、その場のノリでOKしちゃった」

「フットワークが軽すぎる」

「イヤになったらまた戻ればいいやって考えていたんだよね。でも住んでみたら、この土地はすごいおもしろいってことに気づいた」

「どんなところがおもしろいんですか?」

「ちょっと前までこの近くに『カナヤベース』っていうコワーキングスペースがあって。ITやデザイン、アートが好きな人たちが集まってたんだけど、知ってる?」

「全然知らなかった。そんなところがあったんですね。」

「そうそう。そこに東京からも若い人たちが集まって、いろいろやってたのよ。今は『まるも』っていう名前に変わって運営してるんだけど、その流れもあって、ここには都内からの若い移住者が多いんだよね。それがすごく刺激的だったから、このまま住むことにしたんだよ」

「東京からわざわざ移住してきた若者が多い田舎って、なんか未来感ある」

外はいつの間にか雨模様になっていたのですが、この地域は海も山もすぐ近くにあって、「自然の恵み、全部乗せ」みたいな素晴らしい景色がかんたんに拝めるそうです。

雨のなか車を走らせること約20分……

宿泊先の民家に到着!

なんていうか! 古民家! デカい! 『となりのトトロ』とか! 『おおかみ子どもの雨と雪』って感じ! 

さっそくお邪魔しようと扉を開けると、家主の方が出迎えてくれました。

<今回お邪魔した民家の家主・ビロさん>
南房総市でオーガニックファーム『びろえむ』を営みながら古民家に住んでいる。南房総に住み始めたのは3年前で、それまでは東京の花屋で働いていた。東京から移住してきた理由は「土のうえで生きたいと思ったから」

「一晩お世話になりますー!」

「はーい、よろしくねー」

この古民家はビロさんが借りる直前までほかの人が住んでいたために、給湯器も電気も生きていて、朽ちることなく今の形で残っていたそうです。リノベーションしなくても味があるのは古民家ならではの魅力。「何もしてないのにオシャレ」って擬人化したら絶対モテるやつだ。

ちょうど夕飯の準備をしていたとのことで、荷物を置いたらさっそくお手伝い。玉ねぎの皮を向きながら、ビロさんに話を聞いてみました。

「ビロさんが農業をやろうと思ったきっかけって何ですか?」

「最初は自給自足の暮らしができればいいなって考えていたんだけどね。わたしの性格を考えると、自分のためだけにやっていたら続かないと思ったの。だから誰かのために野菜を作ったり、お米を作ったりしたいって思って、農業を始めたんだよね」

「『誰かのために』っていいな。でも農業ってそんなかんたんに始められるんですか?」

「最初の1年間くらいはWWOOF(ウーフ※)で農業についての勉強をしながら、関東近辺で農地を探していたの。わたしは海も好きで、東京に住んでたころから房総半島にはよくサーフィンしに来ていたから、その縁もあってこの土地に住もうって決めたんだ」

※WWOOF(ウーフ):農業の手伝いをする代わりに、宿とご飯を提供してもらうファームステイのこと。

「自分の感覚に馴染む街に住むって、いいなあ……。古民家に住むイメージもあったんですか?」

「ああ、移住する前から古民家に住みたいとは思ってた。人の輪がつながるようなことをしたいなーって考えていたんだよね。そしたらちょうどこの家に住んでいたファミリーが引っ越すことになったので、いいタイミングと思って住むことにしたの」

「東京とは全く違う暮らしになると思うんですけど、何か苦労したことってありませんか?」

「それ、ほーんとよく聞かれるんだけどね、ないんだよー(笑) 楽しいし、好きでやっているし、大変だって思わないんだよね。薪の暮らしとか、いちいち手間はかかるけどね、でもそれがやりたくて住んでいるからねー」

「そっかあ……。僕は東京から今日来たばかりだから、なんでも新鮮だし楽しいって思えるけど、でも『毎日薪を割れ』って言われたら『絶対にイヤ』って思っちゃいそうだなあ……」

「あははは。そういうところに面倒は感じなかったなあ……。むしろ『火のある暮らし』ってこんなに温かくて、楽しいんだなあって実感するよ」

「『火のある暮らし』、めっちゃいい響きですねー……」

「あとね、わたしはひとりじゃないから。薪を割りたい人とか、竹を切りたい人が、必要なときにタイミングよく周りに現れるんだよね(笑) やりたい人が、やりたいことをやっても回るように自然とできているんだよ。全部ひとりでやる必要はない、というか

「出会いで成り立ってるのかあ、いいなあ……。ここの土地が一年間でいちばん味わい深くなるのって、どの季節ですか?」

「いつでも?(笑)」

「最高かよ」

「房総半島は気候も暖かいから一年中野菜を育てられちゃうし、豊かな土地なんだよね。大きな災害もないし、すごく守られている土地なの」

「それを聞くと俄然住みたくなってくる」

ちなみにこの日の献立は以下のとおり。

  • びろえむ空豆
  • ビロさんちで採れた筍青のり炒め
  • ビロさんちで採れたハッチクと新じゃがの煮物
  • びろえむ春菊とそばの実のサラダ
  • びろえむ新玉ねぎ蒸しをクリームチーズで
  • 近所のトリさんちのそばニョッキ・トマトソース
  • びろえむスナップえんどうカレー炒め
  • ホメオパシーで乳牛飼育している鴨川めいしばのチーズ
  • 千倉の漁師さん手作りのカジキの塩辛
  • トリさんがうった自家製そば

全部この付近で取れたものばかり! 最高~!!

ビロさんが呼んでくれた地元の人たちも集まったところで、乾杯して晩ごはんの始まりです。

「この地域の魅力ってなんだと思います?」

「山と海が両方楽しめるところかな! 海はすっごいきれいで、シュノーケリングがかんたんに楽しめるし、『房州低名山(ぼうしゅうひくめいざん)』って言葉があるくらい房総半島には低い山が多いから、ちょっとした登山ならすぐにできる」

「アクティビティも充実してるんですね」

「そうね。海の幸も山の幸も同時に楽しめるし、それもすごくいいんだよね」

「あとは鹿とかイノシシがよく出るね」

「イノシシ! 野菜とか荒らされそうですね」

「都会の人にイノシシの話をすると驚かれるけど、イノシシって都会以外にはほぼどこにでも生息してると思うんだよね。南房総なんて人口3万8千人ぐらいだけど、イノシシの方が多いかもしれないよ?

「宇宙人が来たら、このあたりはイノシシが支配してるように見えるかもね(笑)」

仙台から移住してきた ゆうさん

「最近は人が山に入らなくなったでしょ。昔ほど薪を取りに行かないし、木も切らないからどんどん植物が荒れる。するとイノシシにとっては環境がよくなるばかりなんだよね」

「そっか、近代的な暮らしをすればするほど、増える動物もいるのか」

「ちょっと前に近くのおばあちゃんが『昔より山が大きくなった』って言ってた。昔は民家でも木を切る人がいたから森も整備されていたけど、そういう人が減ったから、どんどん伸びていく一方なんだろうね」

「南房総だけじゃなく、全国的に言えそうな話ですね、それ」

「みなさん東京から移住してきたんですよね? 暮らしのなかで不便に感じることとか、ないんですか?」

「うーん……」

「強いて言うなら、車が面倒くさいかなあ」

「車?」

「どこに行くにも車が必要なのって、面倒なんだよねえ。ガソリン代もかかるし。徒歩で軽く行けたらいいのになあって思う」

「そうかー、一人一台は必要ですもんね」

「いっそ馬車とか馬で移動したら楽しいかもしれない(笑)」

「わかる! めっちゃわかる!!」

「なんでわかるんだこの人たち……」

「みんな馬になれば、時間の概念変わるよね? 途中で糞もするだろうし、寄り道しちゃうかもしれない。移動にかかる時間がわからなくなるわけだから、もっとゆとりを持って暮らせると思う」

「発想が解脱しすぎでしょ」

この後も地元の人がどんどん集まってきて、

宴会は夜中まで続きました。

宴会中も薪をくべないと火が消えてしまうので、そのたびにみんながちょっとずつ手を動かしているのが自然で、一時とはいえ協働・共生を感じられるのも、こうした場所での民泊の良さだと実感しました。

「火のある暮らし」、最高だな。

と、しみじみ思いながら、ビールとワイン、地酒を浴びるように飲んで、初日は終了。

 

翌朝。

飲み過ぎて完全に二日酔いでした。

でも朝になったら雨はあがっていて、空気がめちゃくちゃ気持ちいい。猫がのんびり散歩していて天国感が増し増しになっています。

みんなでコーヒーを飲みながら談笑していると、ビロさんからある提案が。

「ねえ、せっかくだから薪、割っていってよ」

「え、僕が? やったことないんですけど」

「大丈夫、大丈夫。いい経験だと思ってさ」

「いや、僕ほんと運動神経ないんですよ。やめたほうがいいですよ」

「大丈夫だって! みんなできるんだから(笑)」

ということで、人生初の薪割りをすることに。

ぜ ん ぜ ん 割 れ な い。

動画

この生まれたての小鹿みたいな体勢が、運動神経のなさを物語っています。ファイナルファンタジーだったら間違いなくゴブリンだし、絶対にすぐ死ぬ。

15分くらいかけて、ようやく割った薪。めっちゃ恥ずかしかったけど、ちゃんと割れたからちょっとうれしい。

ケンジさんが代わってくれたら、バッキバキ割っててめちゃくちゃカッコよかった。同じ人間でもこんなに差がつくものか……。

薪割り後にオレンジをいただいたら、もう帰り支度をする時間に。あっという間すぎて、名残惜しさがすごい。

「最後に畑でも見ていかない?」

「お! 見たいです見たいです!」

「時間がもっとゆっくりあったら、畑仕事も体験してもらいたかったんだけどね」

「あーそれもやってみたかったなあ。やったことないことばっかりだ」

畑はビロさんの家から車で5分ほどのところにあるそうです。

広い!! 昨日の夕食の野菜も、ここでほとんど作ったそうです。しかも、ほかにもあと3反(1反=300坪)ほど畑を持っているらしい。どんだけ土地あるんだ。

「ビロさん、ここにはどんな人に来てほしいですか?」

「うーん……。自然を楽しみたい人だよねえ。自然っていうのはさ、完璧な世界だと思っていて

「完璧な世界?」

「うん。バランスが保たれるようにできてるんだよ、全てのことが」

「それって、どういう意味?」

「今年はアブラムシがすごい増えたの。アブラムシは空豆とかをどんどん食べちゃうんだけど、でもそれを捕食するテントウ虫も、同じくらい増えたんだよね。だから空豆もそれなりに守られた。ちゃんとそうやって、自然のバランスの上で自分たちが成り立っていることを実感できるのよね」

「なるほどなあ」

「だから泊まりにくる人に何かを伝えたかったり、教えたかったりするものってそんなになくって。ただここにきて、自然を感じて、何かを得てもらえればなって思ってる」

「そっかあ」

「この前きた男の子なんて、春菊すら知らなかったからね(笑) 『これ、なんて野菜ですか!?』って聞いてくるから、面白かった。野菜の名前ひとつ覚えてもらえただけでも、ここに来た意味はあるんじゃないかな」

「いい話だなあそれ……。ありがとうビロさん! 今度は取材抜きに、また遊びにくるね」

「来て来てー? 連絡くれたらいつでも迎え行くからー」

「民泊」という非日常が、あなたの旅を盛り上げる

こうして一泊二日の民泊は終わりました!

よく地方に行くと「人が優しい」と言いますが、今回の旅で出会った方たちは東京からわざわざ移住してきた人ばかり。都会に住む人の気持ちもわかってくれるぶん、地方で生まれ育った人とはまた違った優しさを感じることができました。

ご飯もおいしいし、遊ぶところもいっぱいあるし、生きる場所を自分で決めたチャレンジングな人も多い。これなら「移住したい」って人が多いのも超納得。都心とのアクセスを考えても、南房総って、超好立地なのかもと思いました。

そして何より、民泊って最高! ふだんは出会えないような人との出会いに、心躍った二日間となりました。

みなさんも民泊、ぜひチャレンジしてみてくださいね! そしてその様子を記事にしてくれるという方は、ぜひ「応募する」ボタンから申し込んでみてください! それでは!!

文:カツセマサヒコ 撮影:スガタカシ 編集:新拓也

さあ、旅に出てみませんか?

募集概要
シゴト内容 『ランキングシェア トラベル』の旅企画、国内民泊企画の取材・撮影・執筆
リターン(報酬) ¥ 15,000 〜 ¥ 25,000 /本
応募資格 記事執筆・写真撮影のできる方。8月までに3カ所以上で民泊をする予定があり、2,000〜3,000字程度の体験記事を3本以上書ける方
募集人数 1〜2人
旅の期間 2週間以内
エリア 日本全国
企業名 GMOメディア株式会社
その他 記事中にモデルとして登場していただける方優遇、SNSのフォロワーが3,000以上の方優遇

応募の流れ

  1. 1
    応募締め切り
    2016年05月29日
  2. 2
    選出された方へ連絡
    応募の中から選出された方には、締切日から2週間以内にご連絡いたします。
  3. 3
    面接へ進む
    SAGOJO・企業と面接させていただきます。
  4. 4
    旅がシゴトに!
    実際に旅をして、シゴトを実行していただきます。

担当者さまから一言

「ランキングシェアトラベル」は旅と旅人をつなぐキュレーションメディアです。あなたの旅がほかの誰かにとってのステキな旅のはじまりになるような、そんな記事を書いてくださる方を募集しています!

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記事執筆

会社名

GMOメディア株式会社

金額

15,000 〜 ¥ 25,000 /本