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2018-01-26307 view

【地方×子育ての可能性】「子育て日本一!」のやまなし暮らしを体験してきました

先日SAGOJOで募集した「“子育て山梨”体験モニターツアー」に参加した、旅人ライターによる記事です。子育ての地として山梨県が魅力的な理由を、実際に取材の上で記事にしました。

誰かと出会って、家族になり、家族が増えるって、とっても素敵なことですよね。
大人は自分で環境を選べますが、子どもは親が与えた環境を中心に育つもの。だから、子どもにはできるだけ良い環境で伸びやかにすくすくと育ってほしい。

親になれば、誰もがそう願うものだと思います。

その選択肢のひとつとして今、地方での子育てに注目が集まっていることをご存知でしょうか? 今回は、やまなし暮らし支援センターが主催する「“子育て山梨” 体験モニターツアー」に参加して、山梨県の韮崎市を中心に、子育て環境を体験してきました。

都会では得にくい、自然豊かな暮らしの実現

車窓から山梨県内を走っていて、まず気がついたこと。それは、自然の恵みが周囲に溢れていることと、1人あたりが利用するスペースが広いこと。住宅然り、公園然り、学校や教育機関然り。そこには、都会では難しいのびのびと育ちやすい環境が広がっていました。

空気は澄み、水は清く、車窓を金色の稲穂が流れていきます。多くの住宅に広々とした庭があり、柿やみかんの果樹がなり、広々とした公園も完備されていますが、わざわざ公園に行かずとも、自宅に友人を呼んで庭で遊ぶことができます。

山梨では、自然の恵みを全身に受けること、季節の移り変わりを肌で感じることが、特別ではなく、当たり前のこと。また人と人の関わりが密で、他人の子どもをまるで我が子の延長のように見守る大人がいてくれます。子どもたちは異世代間の交流から礼儀や作法などを自然と学んでいました。

『自然を感じる感受性の豊かな子に育ってほしい。地域との適度な関わり合いにより、治安の良さもあってほしい』

これらは地方で子育てをする上で、すぐに体感できる利点だと思いますが、実際のところ、親としてはそれだけでは足りませんよね。でも、山梨ならこんな手厚いサポートが受けられるんです。

行政によるしっかりとした親へのサポート

まず訪れたのは、韮崎駅徒歩1分の距離にある「にら★ちび」。
こちらは妊婦さんから学童期の子どもとその両親をサポートする施設です。妊娠→出産→新生児期→乳児期→幼児期→学童期と目まぐるしく環境が変わる子どもの状態に合わせて、その時に欲しいサポートを受けることができるよう、多種多様なプログラムが組まれています。

そしてその営みが行政だけで行われているのではなく、多くの立場の違う市民ボランティアにより、より充実した活動となっています。

市が実施する養成講座を修了した「まかせて会員」が子どもを預かってくれるだけでなく、学校へ送り迎えをしてくれるサポートは、なんと1時間350円(※)。他にも「にら★ちび」で遊ぶ子どもたちのおもちゃを手作りするボランティア、読み聞かせをするボランティアなど多様なボランティアと行政のタッグにより、利用する家族の目線でサポートが行われています。

利用者の方に聞いてみると「県外出身ママの会」や、「にらまるくらぶ(親子サークル)」の存在がとても助かっているとのこと。確かに環境が変わったときに先輩がいてくれるのは心強いですよね。

それに親子の関わり方は主観的になりがち。迷ったときに外からアドバイスがもらえるのは、自分を客観的に見るきっかけになりそうです。

「にら★ちび」の運営ボランティアには地元の高校生も関わっており、学童を卒業しても頼りになるお姉さん、お兄さんとの絆はしっかりと続いていくようですよ。

(※)平日700円/土日+早朝夜間800円。利用後に市に申請すると半額が助成されます。

地域ぐるみで子どもたちの夢を支援

「にら★ちび」では小学生までの子どものサポートがどのようになっているかを体験しましたが、それでは中学生以降はどのようなサポートがあるのでしょうか。この頃の子どもたちは、一方的に受け取るばかりの時期を過ぎ、自立心を養う大切なタイミングです。

将来はいつか独り立ちする子どもたち。特に昨今は時代のスピードが速く、親の経験が子どもたちの時代に適用されるとは限りません。今ですら大学入試はより応用力や人物を評価する方向に改革され、10年後には約半数の職業が消えると言われる時代。これから大切なのは、丸暗記や言われたことをこなす能力ではなく、どんな環境でも自分でなにかを見つけて考える力や、自分で叶えていく行動力を身に着けることだと言われています。

そのために『選択肢の多い都会に住む』というのも一つの答えだと思いますが、韮崎市では「ミアキス」という青少年育成プラザを運営して子供たちを応援しています。

△「ミアキス」の内観

ここにはボードゲームや卓球台があり、普段は友だちとの遊び場として、また、自習スペースもあるため一人でも友だちとでも使える勉強部屋として、大学生や社会人との接点や将来の夢や希望を語り合う拠点として活用されています。

ログハウスを作りたいと声を挙げた中高生がプロの大工さんの力を借りて小屋を作ったり、声優志望の高校生が地元ラジオ局の協力で番組に参加したり、バリスタ志望の中高生が本格的なコーヒーマシンを使って淹れ方を勉強したりと、ミアキスとプロボノとのタッグで夢の第一歩を叶える子どもたちを見ていると、都会よりもここ山梨で暮らすことのほうがずっと子どもにとっての選択肢が広いのではないかと感じました。

△ミアキスで参加した講演がきっかけでデンマークに関心を持ち、教育とロボットについて学ぶため、留学に必要な費用をクラウドファンディングで募ることにした4人。ミアキスに集まってミーティングを重ねてきたそう。

実際に訪れて感じた「山梨×子育て×移住」の可能性

自然の豊かな恩恵を受けることで精神面を充実させながらも、IT環境の充実や移住者による知見で、子どもたちが自発的に夢を見つけ、自ら叶えていく力を身につけることができる教育環境が整った、山梨県。子どもたちが自分の夢を見つけて、挑戦する環境が都会以上に整っていました。もしかしたら、彼らの今の夢は将来には変わってしまうかもしれません。

でも、自分で『こうなりたい』『こうしたい』と夢を見つけて行動する力は、将来独り立ちをするときに必要な『自分で生きていく力』だと思います。しなやかで強く育つ子どもたちの後姿を見ながら、山梨で暮らすことの豊かさを強く感じました。

SAGOJOユーザーが作成した動画「子育てしよう 山梨県」

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やまなし暮らし支援センター
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撮影:スガタカシ