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すごい旅の話

2017-02-27

世界のウェディングをこの目で見たい!わたしは「結婚式」をシゴトに旅に出た

前職、ウェディングプランナー。

結婚するおふたりにとっては赤の他人。だけど、準備期間中に少しずつ時を重ねていくことで、結婚式の当日には 新しい家族” の誕生の場の一員になれる貴重なお仕事。しかもゲストとしてではなく、おふたりと同じ気持ちでその喜びを分かち合うことができる。

だからこそ私はこの仕事に誇りを持っていたし、一緒に仕事をしていた仲間も一人残らず大好きでした。……でも。

2016年10月15日。それでも私は大好きな仕事を離れ、「世界の結婚式を巡る旅」に出発しました。

“旅に出たきっかけ

こんな突拍子もない企画を思いついたのは、もちろん突然のことではありません。構想だけで3~4年くらい時間をかけた気がします。(本気でない期間が長かったからですが……)

元々行動力にムラがある人間だし、日本での生活には何も不満がなかったので、決心をするにも、そしてそれを実行にうつすのにもすごく時間がかかりました。

きっかけも実は曖昧。海外で英語を勉強してみたいという気持ちが昔からあったので、最初は留学やワーホリに行こうと思って準備を進めていました。でも一方で、海外ウェディングのコーディネートを見るのが大好きで、仕事のお休みの日にもインターネットで画像を眺めては、いつか自分の目で現場を見てみたいと考えていました。

だから自然に留学先も「ウェディングの現場で働けそうなところがいいな」と考えるようになり、ふと思ったんです。「私は本当に留学がしたいのかな?」って。

もう一度じっくり考えてみることにしました。そして出たひとつの形が〈結婚式 × 旅〉にフォーカスを当ててお仕事ができないかということでした。

夢を目標に変えるために −−「旅 × シゴト」を選んだ理由

最近の日本では、海外ウェディングを参考とした会場コーディネートや演出がとても人気で、私も在職中は「海外ではこんなものが流行っています」というお話をよくお客様にしていました。

でも、本当にそれが流行っているのか、どのように流行っているのかは分かりません。なぜなら、自分で体感したことではないからです。

「世界を周って素敵なドレス・フラワー・演出を勉強すること。そして各国が持っている伝統や文化、また結婚式が持つ人と人を繋ぐパワーを体感すること」

それが私の夢でした。

私は元々「旅が大好き!」という人間ではなく、お家でゆっくりまったりしているのが幸せな完全なるインドア派(笑) でも、「いつか海外ウェディングの現場を見る」という私のこの「いつか」はいつ来るのだろうかと考えたときに、〈夢〉から【目標】に変えない限りはいつまで経っても叶うことはないと気づいたのです。

でも、自分ひとりの力では夢物語から広がることはない……。そこで、海外ウェディングを取り扱っている企業さんに協力してもらい、代わりに私も何かを提供することで、この夢を叶えることができないかと考えました。

また、実際に視察や取材をしながら発信するための生活スタイルをつくることを考えると、一か所のみに留まるのではなくたくさんの国のウェディングを取材しようと思い、〈旅〉することに決めたのでした。

「ライター」として世界のウェディングを取材する

〈結婚式 × 旅〉をテーマにすると決めたところで、具体的に自分にどんな仕事ができるのかというと、最初は全く思いつきませんでした。

でも、結婚式の持つパワーを誰よりも知っているのはウェディングプランナーではないかという視点から、世界の結婚式を取材し、文章を通してその魅力を伝えていく存在になれないかと思いました。

そうと決まれば【ライター】としてお仕事をもらうべく、執筆させてもらえそうなメディアを持つ企業を早速探し始めることに。今、お仕事をいただいている企業さんとの出会いのきっかけは、手作りの企画書を作成してひたすらに送りまくったことです。なかなか原始的ですが(笑)

メールアドレスがわかればメールで。わからなければ郵送で。もし私が有名なウェディングプランナーであれば、他にも方法があったのかもしれませんが、普通の一般社員なので(笑)、それくらいしかできることがなかったのです。

もちろんほとんどの企業さんが、お返事すら返ってきませんでした。皆さんおいそがしい中での突然の連絡なので、正直当たり前です。

それでも、海外ウェディングの普及に力を入れている企業さんや、花嫁様の結婚式トレンド情報を発信している企業さんなど2~3社が、ありがたいことに興味を示してくれました。それこそ飛び上がるほど嬉しくて、最初に返信をくださった企業からのメールは、まるで片想いの人から届いたメールのようにドキドキして開封できませんでした(笑)

実際に「旅 × シゴト」をやってみて

旅と同時進行で語学留学をスタート 目的が明確なので勉強も頑張れました!

全部で約7か月の旅の予定なのですが、昨年10月からスタートしもう4ヵ月が経ちました。

これまでにカナダ・トロントとアメリカ・ニューヨークを巡って実感したことは、やはりそんなに簡単には現地の結婚式に参加することはできないということです。だからと言って気落ちしている場合ではないし、取材する方法が全て断たれたわけでもありません。

少し視野を広げて、トロントではウェディングドレスショップにインタビューしたり、ペーパーアイテムのお店を訪ねて招待状や席次表などのトレンドを調査してみたり。

ニューヨークでは現地で結婚式を迎えられた方からお話を聞いたりして情報を集めました。

トロントのドレスショップのスタッフさんと。とても優しくインタビューに答えてくれました

お店への取材は飛び込みがほとんどで、しかももちろん、英語での取材。

心が折れそうになった日は数知れず。「何でこんなことをやろうと思ったんだっけ?」と自分を責めた日もありました。

だけど、〈好きなこと〉〈シゴトとしての責任感〉のふたつが共生しているからこそ、湧いてくる勇気や行動力が私の中にありました。恐いとか、緊張するとか、英語がうまく話せなかったらどうしようなんて不安とか、そんなことで逃げてはいけない。だってこれは誰に言われたわけでもなく、私が、自分で、選択した道だから。

それは旅に出るまでは気づかなかった、新しい自分との出会いでした。 

結婚式のパワーをもっと伝えたい!!!

今年は中南米・南米からスタートし、ヨーロッパ、中東、アジアを訪れる予定です。ありがたいことに、実際に結婚式に参列・視察させていただく予定も決まっていて、とてもワクワクしています。

でも、まだまだ情報が足りない状態なので、結婚式をされる方、またはお知り合いがいらっしゃる方、ぜひご連絡お待ちしております!(笑)

今後の旅の期間の中で挑戦してみたいことはたくさんあります。

今まで誰も見たことのないような結婚式を取材できたらそれは最高に素敵なことですし、Webだけでなく雑誌で記事を書く経験もしてみたいです。許可をいただければ、結婚式の映像を撮影して発信するのもいいかも。あくまで妄想ですが……(笑)

だけど、これから先の旅がどのような変化や進化を遂げたとしても、わたしが目指している目標はただ1つ。

「“結婚式” の持つパワーが、たくさんの人に伝わりますように!」

式を挙げるか否か、検討しているおふたりが少しでも、
結婚式を、家族を、そして自分の周りにいるすべての人たちとの絆を、
大切に思うきっかけとなることを願って。

ライター:野中 未来

東京都出身 趣味:ジャズダンス 特技:けん玉
中学生の時、姉の結婚式への参列の際その場にいる全員が笑顔で満ちている空間に感銘を受け、ブライダルプランナーを志す。
2011年 新卒でブライダル会社に入社し、新郎新婦とそのご家族の衣裳を提案するスタイリストとして配属。その後、プランナーに異動し、結婚式のパーティプロデュース及び当日のメインアテンダントを務める。 2016年夏退社「世界の結婚式を巡る旅」に出る。

〇ウェディングソムリエサイト内にて役立ちコラムを発信中
〇ウェディングパーク海外にて世界のウェディングシリーズ連載中
▷Instagram

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