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すごい人生

2024-01-12

【長野県 松川町】アルプスに囲まれた果樹の町でまちづくり!「松川ローカルプロデューサー」のススメ

長野県南部にある松川町は、南アルプスと中央アルプスにはさまれた人口約12,000人のまち。梨・りんごなどの栽培が盛んな果樹の町として知られています。

春先からあちこちの果樹園の木々に花が咲き、夏から初冬にかけては色とりどりの果樹が町の景色を彩ります。

そんな松川町近辺では、中央リニア新幹線の開通により人の動きが大きく変わることが予想されています。近く訪れる変化・チャンスを見越して、松川町では現在、町の商店街を中心としたコミュニティづくりや、新しい人の流れを生み出す拠点づくりなどの取り組みが動き出しています。

こうした新しい “うねり” をさらに広げるために、活動の中心を担ってくれる「松川ローカルプロデューサー(地域おこし協力隊)」を募集しています。今回は、松川ローカルプロデューサーの活動のキーマンとなる2人に、町のおもしろさや新メンバーに期待する役割などについてお話を伺いました。

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お話を聞いた人


間瀬 紋子(ませ あやこ)さん
松川町の地域活性化に取り組む『一般社団法人まつかわ・すたいる』の代表理事。福井出身。2016年に家族4人で東京から松川町に移住。福井では映画館の副支配人を務めていた異色の経歴の持ち主。現在は商店街の活性化を主業務とする。

松尾 天(まつお たかし)さん
生まれも育ちも松川町。現在は松川町役場の産業観光課勤務(6年目)。観光施策(DMOとの連携)やふるさと納税を担当。2023年に「南信州クリエイティブコミュニティ」を立ち上げる。

きれいな景色と古民家にひかれて。一家4人で移住し、地域おこし協力隊へ

―現在募集している松川ローカルプロデューサーは、『まつかわ・すたいる』のメンバーとして間瀬さんと共に活動することになります。そもそも間瀬さんは、どんなきっかけで松川町に移住されたんですか?

間瀬さん:2016年に地域おこし協力隊として、家族と一緒に引っ越してきました。もともと夫が南信州の飯田市出身で、いずれはこのあたりに移住したいねと話していたんです。

そんな中、たまたま良い古民家が松川町にあって。見に来てみたら、とにかくこの町の景色が美しくて、すっかり惚れてしまって……! 帰ってからすぐ松川町のことを調べた際に、地域おこし協力隊の募集を見つけ応募しました。

なので、他の地域と比較検討して松川町を選んだのではなくて、松川町への移住1択でしたね。

松川町の果樹のある景色

―当時、地域おこし協力隊としてどんな活動をしましたか?

間瀬さん:当時のミッションは「DMO(観光地域づくり法人)の立ち上げ」でした。正直、私はDMOなんて聞いたこともないレベルだったのですが、地域の観光づくりや組織の立ち上げに関わるのはおもしろそうと思い、飛び込みました。

町民を巻き込んで「松川町の魅力って何だろう?」「これからも町に残したいものとは?」などについて考えるワークショップを開催したり、滞在型交流プログラムを企画したりしました。

協力隊として活動していた頃の一枚

商店街の活性化がテーマ。新しいまちづくりの中心地として

―地域おこし協力隊を卒業後、『まつかわ・すたいる』を立ち上げるに至った経緯や想いについて教えてください。

間瀬さん:協力隊の任期を終えたあとは、集落支援員として松川町中心部にある「あらい商店街」の方々と一緒に活動するようになりました。     

実は私の移住は、この商店街の存在も大きな要因でした。松川町にはホームセンターもスーパーも、花屋もカフェも居酒屋も、コンパクトになんでもあって大型店に浸食されすぎていないんです。ユートピア感があって生活満足度が高いんですよ。この生活を守るためには商店街が大事で、大切な町のインフラなんだと思ったことから、市街地活性化活動を開始しました。

あらい商店街

間瀬さん:「あらい商店街」とは、JR飯田線・伊那大島駅からつづく全長400mほどの商店街です。昭和の頃は近隣市町村からも人が集まる賑やかな商店街だったのですが、全国の多くの商店街と同じく、現在は人が減り空き店舗が増えています。人々の生活スタイルが大きく変化した今、この商店街でお店をつづけていくためには、業種替えするくらいドラスティックな変化が求められています。

こうした課題に取り組むために、2023年に「あらい商店街」を中心とした地域活性化に取り組む法人『まつかわ・すたいる』を立ち上げました。

あらい商店街の一角にある『まつかわ・すたいる』の事務所。コミュニティメンバーと活用法を検討中

オフィスにて

間瀬さん:『まつかわ・すたいる』では、将来的に移住定住につながるコンテンツづくりやコミュニティの運用に力を入れていきたいと思っています。具体的には、商店街の空き店舗の活用法や宿泊施設・コワーキングスペースの運用を考えたり。移住者目線でまだまだ楽しいことは作れるし、価値を提供できるなと感じています。     

松尾さん:商店街はもちろん、松川町にはよそ者を阻むような空気や風土はないので、移住者が新しいお店を開いたり、商店街の空き店舗を使ってお試し営業ができる「チャレンジショップ」が誕生したりと、新しい動きが生まれてきました。「チャレンジショップ」はここ数年の取り組みから1店舗が商店街に定着してくれ、大きな一歩だと感じています。

あらい商店街

まちと外の窓口となる。新しい地域づくりの旗振り役「松川ローカルプロデューサー」

―現在募集している「松川ローカルプロデューサー」とは、具体的にどんな仕事を担うのでしょうか?

松尾さん:商店街の活性化や移住者の獲得を見据えながら、関係人口を増やしたり繋がりを深めたりする活動をしていただけたらと考えています。

例えば、2023年から『南信州クリエイティブコミュニティ』が立ち上がり、全国から松川町を盛り上げてくれる仲間が集まっています。間瀬さんの事務所がある建物をDIYしてコミュニティの拠点にしたり、メンバーが地域活動をしながら滞在できる場所をつくろうという計画もあります。最近はメンバーの目線で町の魅力を発信するInstagramもスタートしました。

こうした活動を “地域側の担い手” として盛り上げつつ、参加者を増やしたり、松川町と外の人・企業・団体を繋ぎ、地域の可能性をどんどん広げていただけたら嬉しいですね。

南信州クリエイティブコミュニティメンバーも商店街を視察。松尾さん(右端)、間瀬さん(左端)

間瀬さん:他にも、商店街や町全体を活性化し新しい人や仕事の流れを創出するために動ける方、『まつかわ・すたいる』の活動全般を一緒に進めてくれる方を求めています。

バイタリティがあって、へこたれない。魅力は町のポテンシャルと人の愛情深さ

ー松川町でまちづくりに携わるおもしろさ・やりがいについて教えてください!

松尾さん:松川町の基幹産業である農業の分野でも、最近はいろんな動きがあります。例えば、町内にオーチャードレストラン(果樹園レストラン)が8軒もあったり、新しいシードル醸造所ができたり、有機農業が盛んな町というブランディングが根付いてきたり。若い世代に事業継承した農家さんも現れています。私は、これは町の資源であり、松川町の強みだと思っています。

オーチャードレストラン

松尾さん:こうした町に、リニア新幹線の駅ができる。これまでとは人の動きがガラっと変わり、桁違いの人数がこのエリアを通りすぎることになります。ここが松川町のポテンシャルで、未来に期待が持てるところだなと感じています。

そんな時代がやってくるまでに、旅行者にちゃんと立ち寄ってもらえるような、目的地になれるスポットやコンテンツを松川町に作っておく必要があります。「あらい商店街」がその1つになることはもちろん、町内のさまざまなスポットやコンテンツと旅行者を繋げるような機能を商店街に実装できればと考えています。

松川町の景色

―移住者の視点から見た、松川町の良さはどんなところですか?

間瀬さん:松川に来て感じたのは「人が強い」ということ。すごく生命力に溢れた人が多いし、自分にはない強さを感じます。

みんな、バイタリティがあって、へこたれない。商店街の方々と会話を重ねる中では、時には歯に衣着せず物言いだったり、突き放されるように感じたりすることもありますが、その根底からは愛情深さを感じています。

生活や仕事を変えて新しい環境に飛び込むことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、松川ローカルプロデューサーを迎えるにあたって、私も全力でお困りごとや悩みごとをサポートします。これまでの経験で学んだこと・得た繋がりもシェアします。ぜひ一度、松川町を訪れてみてください!

やまき北村農園の3代目あさこさんと、南信州クリエイティブコミュニティのメンバー

松川町が気になる方は、一度気軽にお越しください!

可能性に溢れた松川町で、ローカルプロデューサーとして地域の方と一緒にまちづくりに挑戦していきませんか?

オンライン説明会や現地を実際に訪れていただける機会もご用意しています。「地域でまちづくりに携わってみたい」「温かい人々に囲まれた地域で新しいチャレンジをしてみたい」などの方はもちろん、間瀬さん・松尾さんの言葉に1つでも気になるところがあった方は、ぜひ気軽にご参加いただければと思います!

 

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ライター:SAGOJO編集部

『すごい旅研究所』の記事制作を手がける編集チーム。「旅 × シゴト」を目指すすべての旅人に役立つ情報をお届けします。

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