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2023-10-11

【北海道】これからの中富良野が面白そうなワケ①-企業や学校と農業をつなげていく取り組み

北海道のちょうど真ん中に位置する中富良野町は、東西 17.9 ㎞、南北 13.4 ㎞、総面積 108.65k ㎡というコンパクトな町です。富良野や美瑛を訪れたことがある方なら、きっとその道程に中富良野町も通り過ぎているはず。

そんな中富良野町では現在、いくつかの新しい取り組みの気配が......。

夏はラベンダー畑が多くの観光客を集め、農業が盛んなこの町が、これから面白くなりそうなワケを3本シリーズで解説しつつ、そうした新しい動きに一緒に取り組んでくれる地域おこし協力隊の募集についてお伝えします。

1本目の本記事では、首都圏の企業、専門学校や大学との連携の動きと、それに一緒に取り組んでくれる地域おこし協力隊「テレワーク推進コーディネーター」の募集についてお伝えします!

▷2本目:アドベンチャートラベルコーディネーター/サイクルツーリズムコーディネーターについて
▷3本目:なかふらの観光協会職員について

主要産業農業を軸とした連携を進めるテレワーク推進コーディネーター

ラベンダー観光発祥の地ということもあり、観光地のイメージが強い中富良野ですが、主要産業は農業。SAGOJOスタッフが取材に訪れた8月も、広大な面積の田んぼで稲穂が実り、あちこちの畑で人の背丈よりも大きなコンテナに大量の玉ねぎが収穫され運ばれている風景が印象的でした。

人の背丈より大きいコンテナに玉ねぎがぎっしり!

そんな中富良野町が企業や大学と進めようとしているのが、主要産業である農業を軸とした連携。今回募集する地域おこし協力隊には、町内の農家と継続的なコミュニケーションを取り、農家のニーズや課題を掘り起こし、その解決に向けて企業や大学と繋いでいく、連携のハブとなることが期待されています。

企業のワーケーションや大学のフィールドワークと農家をつなぐ

中富良野町は現在、首都圏に本社がある企業との「地域協働事業に関する包括連携協定」を締結しており、その企業が持っている技術やノウハウを地域課題の解決や地域活性化に活用していくことになっています。今後の具体的な取り組みとしては、まずはワーケーションの一環として中富良野町を訪れた社員に、農業体験を提供したり、農家の方とのコミュニケーションの場を設定したりする中で、地域課題の解決や地域活性化に向けた動きを探っていくこととなります。

一方で専門学校や大学への提案も進めています。首都圏の調理学校とは、中富良野の農産物を活用したメニュー開発に取り組み、中富良野の農産物のPRを図りつつ、学生に実践の場を提供します。また、大学で地域創生を学ぶ学生たちにも、実践的なフィールドワークの場として、中富良野を活用していただけるように具体的な提案を進めています。

冬用の牧草を保存するための牧草ロール

「現状把握できている範囲でも、農家では収穫期に人手が足りない、あるいは新しい農法や新しい作物の栽培に挑戦してみたいがその余裕がないといった課題があります。こうした農家の課題と企業ワーケーションや学生の就農体験とをうまく結びつけ、双方にメリットのある体験プログラムが構築できないかと考えています」と話すのは、中富良野町企画課未来戦略係の松本健司さん。

農家の手伝いをする中富良野町企画課未来戦略係の松本さん

 

「そのためには、普段から町内の農家に定期的に顔を出してコミュニケーションを取り、関係づくりをする必要があるのですが、役場の職員だけではなかなか手が回らない。この役割を主体的に進めていただければと思っています」

活動拠点は廃校を活用した本幸ラボ

この活動の拠点となるのは、中富良野の本幸地区にある小学校の元校舎をベースとした「本幸ラボ」。町民が参加するワークショップ「なかふラボ」や様々なイベントの会場として使われている「本幸ラボ」ですが、企業や大学がワーケーションやフィールドワークをする際にはその拠点として活用していただければと考えているそうです。

この事業に伴走してくれる先輩協力隊員もいます。2023年春から地域おこし協力隊として中富良野に着任している平石真優さんです。現在は中富良野の観光情報の発信業務などを担いながら、町内の農家を訪れては様々な農作業にも挑戦しているそう。

「5月に着任して4ヶ月弱で、田植えの手伝い、メロン農家の取材、酪農家の見学、ミニトマト収穫、とうもろこしの収穫、じゃがいも農家の取材と色々な農業体験をさせていただきました。中富良野の人たちは、人と人を繋いでくれるので、農家に限らず人とのつながりがあっという間にできていくのは驚きでした」

地域おこし協力隊の平石さん

昨年度までは首都圏のECサイトを運営する会社でSNS運用を担当していたという平石さん。一人で北海道に移住することに不安はなかったのでしょうか?

「旅行で来たことがある北海道の風景にずっと憧れがあって、いつか北海道に住んでみたいと思っていたんです。なので、不安というよりはワクワクが勝っていた感じ。まだ春夏しか経験していないのですが、地域おこし協力隊の先輩たちや町の方々とつながって、頼れる人がいっぱいいるとわかったので、冬も楽しみです」と頼もしいコメントを寄せてくれました。

稲穂抜き取り作業に参加した地域おこし協力隊の平石さん

任期終了後の活躍も見据えて活動

最後に、地域おこし協力隊の任期終了後のイメージも松本さんにお聞きしました。

「任期終了後は起業し、引き続きこの事業を推進していただけることを期待しますが、本幸ラボの運営管理を事業として担っていくという道もあると思います。あるいは、将来的には中富良野町内で就農したいという方、飲食店をやってみたいと考える方の第一歩としても活用いただけるかもしれません」

食と農に関わる事業で独立を考えている方、北海道で就農や飲食店経営を検討されている方、人と人を結びつけていくのが好きだと言う方は、ぜひご応募ください!

▷「テレワーク推進コーディネーター」の募集記事はこちら

▷中富良野町・地域おこし協力隊採用説明会(11/9 オンライン開催・11/19大阪開催)のご案内はこちら

ライター:SAGOJO編集部

『すごい旅研究所』の記事制作を手がける編集チーム。「旅 × シゴト」を目指すすべての旅人に役立つ情報をお届けします。

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