SAGOJO ストーリー
2022-10-31
【新規リニューアル!】地域と旅人のもっと豊かな関係を。一生モノの地域と出会える新しい【TENJIKU】とは

SAGOJOが2019年6月にリリースした、地域に貢献することで無料宿泊できるサービス『TENJIKU(テンジク)』。これまで約1,200人以上の旅人に応募いただき、移住者や関係人口など地域と旅人の縁を生み出してきました。
そんなTENJIKUが、より一層地域と旅人の関係を深めるサービスになるべく、2022年10月31日にリニューアルを実施しました! 今回は、これまでのTENJIKUの歩みをご紹介しつつ、これからのTENJIKUがどのように変わるのかについてご説明します。
TENJIKU、3年の歩み
SAGOJOが募集するシゴトに「ハードルが高そうで応募できない」「応募してもなかなか採用されない」という旅人の声をいただく中で、『TENJIKU』は「旅×シゴト」をより多くの旅人に実践してもらいたいという想いからスタートしました。
将来的に旅と仕事を重ねていきたいと考える旅人にとって、そのファーストステップ・きっかけとしてご利用いただいていたと思います。また、地域の皆さまからも「気軽に地域の仕事について知ってもらいたい」「クリエイティブな力を貸してほしい」などの声があり、双方をマッチングすることで土の人・風の人がゆるくつながりあえる世界を実現できたらという願いを込めていました。
実際にTENJIKUを利用した旅人の中には、滞在した地域が好きになり結婚式の場として選んだり、地元の方々と仲良くなって事業を始めたり、移住や多拠点暮らし先として選んだりしている方もいます。一方で、「拠点ごとに全く違うので別の拠点に滞在したら驚いた」「宿泊無料はきっかけとしてはよいものの、地域の方に申し訳なくリピートしにくい」といったフィードバックもいただいてきました。
旅人にとってもっと価値のあるTENJIKUにするには、どうすべきかーーー
TENJIKUを積極的に利用してくれている旅人にインタビューにご協力いただき、感想やご意見を赤裸々に語ってもらいました。そこでお伺いした内容を踏まえて、コンセプトやサービスを見直しリニューアルに踏み切りました。
今回大きくアップデートした点は、以下の3つです。
①「サゴジョブ」は “地域のお手伝い” を超えて、地域とつながれる “体験” としての「ミッション」へ
これまでTENJIKUでは、「サゴジョブ」という “地域のお手伝い” により、はじめて訪れるまちでも一定の「役割」を担うことで地域の一員となれるような滞在体験を提供してきました。
お手伝いの内容によっては、体力が求められたり、一定のスキルを求められることもあったのですが、申し込んでいただく際にそれを十分お伝えできていなかったため、応募いただいても受け入れができないこともあったのが実情です。
でも実は、これまでTENJIKUを繰り返し利用してきた旅人たちがよく口にするのは、「サゴジョブが楽しい」という言葉でした。そこで、はじめて訪れる土地でも役割を持つことで地域の “仲間” になれるという、これまでの「サゴジョブ」の体験価値はそのままに、“地域を好きになれる体験” により焦点をあて、今回のリニューアルで「サゴジョブ」というお仕事感ある言葉を卒業します。
今後は「サゴジョブ」から「ミッション」に名称を変更し、誰でもワクワクできるようなローカル体験として挑戦していただければと考えています。
例えば、一口に「お掃除」と言っても、お寺や温泉など普段の生活ではやることのないお掃除だったり、地域の皆さんと協力しながら作業したり。これまで以上に現地の方との接点を増やし、交流できるきっかけをつくることで “地域の仲間” になれる新しい旅体験を生んでいきます。
「観光」とは異なる関わり方をすることで、訪れるたびに「おかえり」「ただいま」と自然に笑顔で言葉をかわせるような「一生モノの地域」との出会いがきっと生まれるはずです。
②「サゴチップ」で地域を応援できる仕組みへ
TENJIKUに滞在した旅人の中には、共感する地域にリピートしたり、特定の地域での活動により深く関わるようになる方もいます。インタビューした旅人の中には、「お世話になった地域の皆さんに恩送りがしたい」と話す方もいました。
そこで、TENJIKUの滞在をきっかけに芽生えた「地域を応援したい」という想いをかたちにできるよう、「サゴチップ(寄付)」の仕組みを導入します。
旅人のカルチャーと親和性の高い「チップ」をモチーフに、宿泊の対価ではなく「地域を応援する気持ち」を伝える意味で「サゴチップ」と名付けました。
集まったサゴチップの使途は、地域によって異なります。代表的なものは「将来その地域にやってくる旅人の滞在や体験をより充実させるための費用」「案内人が地域で取り組むプロジェクトの資金」「TENJIKUに使う施設や空き家の修繕」など。
あなたのアクションが、地域や次の旅人への活力となります。自分が経験したとっておきの地域体験を、次の人に恩送りしていく仕組みです。※一部の地域から導入し順次拡大予定
サゴチップについての詳しい内容は、ぜひこちらをご覧ください。
旅を終えたあとも、地域の素顔を垣間見た仲間として、案内人や地域の未来づくりを継続して応援していける。サゴチップを通じて、これまでの「観光地と旅行者」という関係性を超えた、新しい旅のかたちをつくっていけたらと思っています。
③ 地域によって異なるローカル情報や受け入れルール
当たり前ですが、拠点ごとに地域の魅力はさまざまです。TENJIKUは地域の自由度を尊重し、紋切り型ではない地域体験ができるサービスを目指しています。
これまでは、滞在泊数や受け入れの流れにおおよその基準がありました。リニューアル後は、TENJIKUとしてのルールは最低限にし、各拠点の個性を尊重するかたちで運営していく予定です。
その一環として、応募後にはTENJIKU各拠点の案内人と直接やりとりをおこない、滞在調整をしていただけるようになります。※リニューアル時は一部機能が未公開
また、地域ごとに「滞在詳細ページ」を用意し、案内人おすすめのスポットをはじめ現地の情報を充実させることで、より自分が地域滞在する姿を妄想していただきやすいようにしました。
「滞在詳細ページ」は各募集記事にリンクしていますので、応募前によくご確認いただき、TENJIKU利用時にどのような滞在がしたいのか、イメージをふくらませてみてください!
理由やきっかけはさまざま。まずは応募してみて
TENJIKUを利用する旅人の理由やきっかけは、人それぞれです。例えば、移住先を探すために暮らしの面から地域を見つめたいという方もいれば、会社や友人知人のコミュニティから一歩外に出た「サードプレイス/サードコミュニティ」を求めている方もいます。
また、以前から地域おこしに興味があり、地域のおもてなしの舞台裏を覗いたり、まちのキーマンからまちづくりや地域での起業について学びたいという方もいます。実際にTENJIKU拠点で短期間のカフェやイベントを実施してみたりと、ご自身のスキルを試してみることもできます。
さらに、地域に身を投じた際に自分がどのような感覚を抱くのか、琴線に触れるものは何かといった、自己理解の一貫としてTENJIKUを活用される方もいます。TENJIKUで得た人との出会い、美しい景色、おいしい食べ物によって心が豊かになり、帰る頃には自ずと答えが見つかることもあるかもしれません。
こんな方はいますぐTENJIKUへ!
- 将来移住を考えている
- 第2のふるさと/サードプレイスがほしい
- 地域活性化に興味がある
- 今の自分に迷いがある
- 将来何をしたいかわからない
TENJIKUの利用の仕方は百人百色。それぞれの地域で暮らす個性に満ちあふれた「人」との出会いを通して、あなたにぴったりな理想のまちを見つけてみてください。
SAGOJOのミッションは、地域と旅人の豊かな関係を広げること
TENJIKUの数はまだ多くはありませんが、いずれは日本中に展開していけたらと考えています。そのためには、利用できる拠点数を増やすことと、誰でも使いやすい仕組みを構築することが急務です。まだまだ未熟なサービスのため、引き続き旅人の皆さんには率直なフィードバックやご意見をいただけると幸いです。
日本全国をもっとディープに旅できる世界をつくっていきましょう! TENJIKUの世界観に共感し、仕組みを一緒に育ててくださる旅人の皆さまからのご応募をお待ちしています。