SAGOJOスクール
2022-05-07
『記憶を未来へ』ウクライナアーティスト制作・チャリティグッズ販売(6/20まで延長)

SAGOJOは非営利団体『миразом (ミラゾム)』と協働で、ウクライナ文化を未来につなぐべく活動するアーティストたちを支援するプロジェクトを立ち上げました。5/19(木)に第1弾として、チャリティトークライブ『記憶を未来へ』を開催します(ご寄付も受付中)。
これに合わせて、ウクライナや日本で活動する、ウクライナ出身のアーティストたちが生み出した作品を、グッズとしてチャリティ販売します。収益は、イベント開催・グッズ制作の経費を除き、参加アーティストと現地アーティストの芸術活動および生活支援、そして現地NGOやアーティスト・イニシアティブなどによる支援活動に活用いたします(寄付先は下記参照)。
2022年6月20日(月)まで
<販売アイテム>
・Tシャツ、ポスター、アクリルブロック(販売サイト:SUZURI)
・風呂敷(販売サイト:BASE)
アートグッズ / アーティスト
① キービジュアル・グラフィック Tシャツ「Shaping Memories of the Future」/ Nana Biakova(ナナ・ビアコバ)
ウクライナ・ミコライフ出身で、現在日本で活動する Nana Biakova がデザインしたTシャツ。本プロジェクトのコンセプトを表したキービジュアルのモチーフは、ウクライナの伝統的な刺繍「ヴィシュヴァンカ」。何百年も前からウクライナの文化として受け継がれてきました。小さな記憶のピースが形づくられ、花となって開いたような文様が美しい1枚です。

ミコライウ出身のマルチメディア・アーティスト、グラフィックデザイナー。パフォーマンス、デジタルグラフィック、版画、映像など多様なメディアを活用した作品を制作している。ミコライウの造船大学でデザインを、キーウの視覚コミュニケーション学校でグラフィックデザインとメディアアートを学ぶ。「実験的舞踏グループZA」の共同創設者。2020年2月に来日し、現在は日本を拠点に活動している。
▷HP ▷portfolio ▷Instagram(@nanabiako)
② Life under the Russian bombs, Kharkiv bunker - Day 10 「ロシアによるウクライナ侵攻下のハルキウでのシェルター生活 10日目」からの一節 アクリルブロック
避難先であるシェルターにて書かれた Olia Fedorova の手記からは、身に迫る状況や平安を求める心が強く感じられます。co-ikiの根上陽子が翻訳し、「地球頭脳詩編」「詩の礫」で知られる福島の詩人、和合亮一が翻訳監修したこの詩の一節を、透明なブロックに収めました。

ハルキウ在住のビジュアルアーティスト。パフォーマンス、写真、ビデオ、テキストを扱う多分野のコンセプチュアル・アーティスト。2016年、ハルキウ州立デザイン芸術アカデミーを卒業。ネイサン・アルトマン・コンテンポラリー・ビジュアル・アート・コンテストで優勝(ヴィーンヌィツャ、2017)。ドイツ、オーストリア、イギリス、スペイン、アルゼンチン、日本、アメリカでグループ展などに参加。現在は戦火でのシェルター生活の手記、言葉の作品に取り組んでいる。
▷Instagram(@olia_off) ▷co・ikiのポスト(日本語あり)
③ 吸着ポスター(Olia Fedorova/Katya Gritseva/Olga Lisowska)
3者のアーティストそれぞれが手がけたグラフィックをポスターにしました。サイズは A2/A3/A4 の3種類があります。
ポスターは吸着性のため、何度でも貼ったり剥がしたりすることができます。また、耐水性がありガラスやタイルにも貼ることができます。
アーティスト:Olia Fedorova
△広がる麦畑に掲げられた透明な旗が印象的な Olia のグラフィック
アーティスト:katya Gritseva
△近代的な産業建築が多色で刷られた Katya のグラフィック

マリウポリ出身のアーティスト、詩人、社会活動家。労働者家庭で育つ。主にリノリウム版画、コラグラフィー、デジタル&グラフィック印刷などを制作する。本のレイアウトや「Common」や「Social Movement」などのオンラインサービスのイラストレーションも手掛けている。
▷Instagram(@cmrd_grits)
アーティスト:Olga Lisowska
△色彩と陰影のコントラストが人物の表情を際立たせる Olga のグラフィック

ハリコフ州立デザイン芸術アカデミーでグラフィックを専攻。グラフィックと刺繍とメディアとして、テクノロジーを扱ったミックスト・メディア作品を創作する。人物のモチーフに関心を持ち、製作スタイルでは「描くことだけでなく観ること」を重視。人生において大切な指針として活動する。
▷Instagram(@olilisowska)
③ グラフィック風呂敷(Mitya Fenechkin /Nana Biakova)
2者のアーティストそれぞれが手がけたグラフィックを、風呂敷にしました。
エステルシャンタンという発色の良い素材で、サイズは 縦70cm×横68cmです。
ものを包むことはもちろん、飾ってもお楽しみ頂けます。
※こちらは受注、予約販売となります。
※写真はグラフィック、イメージ画像です。
アーティスト:Mitya_Fenechkin
△本プロジェクトのために描き下ろされた、Mityaのグラフィック

ミコライフ出身。オデーサ在住のデザイナー・イラストレーター。2007年よりインテリアデザイン領域で活動、2010年よりグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍。オデーサ・スタジオ・プラリウムの代表を務める。ウクライナの主要な公立文化機関ミステツキ―アーセナルにおけるベスト・デザイン部門トップ10入りを果たす。
▷Instagram(@mityafenechkin)
アーティスト:Nana Biakova
△能面のモチーフから、「日本とウクライナの懸け橋になりたい」との想いが伺える、NANAのグラフィック
寄付先について
収益は、グッズ制作・販売にかかる経費を除き、参加アーティストと現地アーティストの芸術活動および生活支援、そして現地NGOやアーティスト・イニシアティブなどによる支援活動に活用いたします。
集まった寄付額に応じて、ウクライナ各拠点(キーウ、ハルキウ、ミコライウ、リビウなど)で活動するアーティスト・イニシャティブや芸術系団体など、より多くの現地支援を予定しています。
『миразом (ミラゾム)』
ミラゾムは、レジデンシー・プログラムを提供しているco・ikiが立ち上げたウクライナのアーティストを支援する非営利団体。ウクライナ文化のレガシーを受け継ぎ、未来の文化創造を担うクリエイター、現代アーティストたちを支援します。 日本との架け橋となり、ウクライナの文化遺産や伝統、コンテンポラリーアート、ファッション、テックなど様々な取り組みを紹介しながら、長期的にウクライナのアーティスト達と交流し、彼らの日本での活躍の場を様々なセクターと共創しています。
▷co・iki HP ▷ミラゾムTwitter(@coiki8)
▽ миразом (ミラゾム)の主な現地支援先 ▽

▷HP ▷Instagram(@tu_mariupol) ▷facebook
Featured image: by Nana Biakova