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SAGOJOスクール

2022-05-06

【5/19(木)現地中継】ウクライナのアーティストによるチャリティトークライブ『記憶を未来へ』を開催

2022年2月24日からつづく、ロシアによるウクライナへの侵攻。
これまで多くの尊い命が奪われ、歴史的建造物や美術館などの文化遺産も破壊されています。しかし、現地のアーティストたちは戦火のもと多くの作品を生み出しつづけ、ウクライナの文化を未来につなげようと活動しています。

そうした中でSAGOJOは、非営利団体『миразом (ミラゾム)』とともに、ウクライナのアーティスト支援プロジェクトを立ち上げます。

その第1弾として、ウクライナのアーティストによるチャリティトークライブ『記憶を未来へ』(参加費無料)を 5/19(木)に開催。現地と中継し、ハルキウやマリウポリから避難中のアーティストたちの声をお届けします。

東京会場とオンライン配信のハイブリッドで開催し、アーティストのチャリティグッズの販売も予定しています。ウクライナで今何が起きているのかを現地との対話から知り、私たちにできることを一緒に考えてみませんか?

「SAGOJO×アーティスト」の支援プロジェクト ー『記憶を未来へ』に込めた想い

『миразом (ミラゾム)』のメンバー・アーティスト Nanaの作品。能面をモチーフにしている。

未知の土地を訪れ、その土地の文化を感じること。それは旅の醍醐味のひとつです。しかし今、ウクライナの文化は危機にさらされています。

SAGOJOは創業以来、「異なる文化や価値観との出会いによって人の創造性を高めること」「異なる価値観への理解や共感を育むこと」が旅の持つ力と考えてきました。ロシア・ウクライナの現在の関係は、残念ながら、こうした価値観そのものが徹底的に否定されているように見えます。

しかし、戦争状態にある現地でも、そして故郷に帰れなくなった異国の地でも、文化を未来につなぐべく創造性を発揮しつづけるウクライナ人アーティストたちがいることを知りました。彼らが活動をつづけるのは、文化は人が人として生きた証であり、人が誇りを持って生きていくために必要なものだからです。

こうした状況においてSAGOJOは、ウクライナ人アーティストも活躍する非営利団体『миразом (ミラゾム)』と協働し、文化の担い手であるウクライナのアーティストを支援します。旅の価値を提供する企業として、一人でも多くの方にこのプロジェクトが届くことを願っています。

『миразом (ミラゾム)』のメンバーであるハルキウのアーティスト・Oliaが地下シェルターに持ち込んだ作品。ウクライナ語で「祖国にようこそ」と書かれている。

一刻も早く終わることを願うばかりの戦争は、現在、いまだ終わりが見えません。仮に戦争が終結しても、復興には長い時間がかかるでしょう。私たちはこのアクションを一過性のチャリティとして終わらせるのではなく、持続的な支援につなげるためにできることを考えています。

そのひとつの構想が、SAGOJOが全国に連携拠点を持つ強みを活かした「アート×地域」をコンセプトとした支援プロジェクトです。今回開催するトークライブでは、日本各地で地域活性化やまちづくりに取り組む事業者の皆さまにもご参加いただき、ウクライナ人アーティストとのセッションを予定しています。

イベント後も、ウクライナのアーティストと日本の地域がつながることで、ウクライナの “記憶を未来へ” 継承することと、日本各地の地域活性化を両立する仕組みを構築していきたいと考えています。

ウクライナは独ソ戦やクリミア戦争など、幾度となく戦場になりました。「数百年前の文化財が残る日本とは異なり、目に見える形で文化を未来に残すことができない」とウクライナ出身で『миразом (ミラゾム)』のメンバーであるアーティスト・Nanaが語ってくれました。

彼らが未来につなぎたいものは、人々の “記憶”。新しいものを形づくり、その記憶を次世代につなぐ。それがウクライナの今を生きるアーティストの仕事であり、大きなモチベーションとなっています。

その想いを受け止め、未来へ希望をつなぐための第一歩。それが今回のチャリティトークライブです。

【現地中継】ウクライナのアーティストによるチャリティトークライブ『記憶を未来へ』

トークライブの開催日は、5月19日(木)。この日は、ウクライナの人々が民族衣装を身に付けて祝う「ヴィシヴァンカの日」です。

「街が壊されてもウクライナの “記憶” はなくならない。その記憶を未来につないでいきたい」。そんな想いを抱くウクライナのアーティストたちに、ウクライナで今起きていること、そして彼らが今考えていることついて語っていただきます。

開催概要

日時 2022年5月19日(木) 19:00 - 21:00
会場 東京都台東区 日比谷線「入谷駅」より徒歩1分
※オンライン配信あり
※お申し込み後に会場案内/配信URLをお送りします。
申込締切日

2022年5月19日(木)14:59
 

参加費

無料

ゲスト

ウクライナ在住のアーティスト
在日中のウクライナ人アーティスト
日本各地の地域事業者

会場定員 先着30名(オンライン参加は定員なし)
主催 株式会社SAGOJO
企画協力 миразом (ミラゾム)
後援 毎日新聞社
<当日の流れ>
・開場:18:30
・第1部:ウクライナの今とアーティストたちのリアル(19:00~20:15)
・休憩
・第2部:ウクライナと日本の地域がつながることでできること(20:30~21:00)

 

【先着30名】会場参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59
※定員になり次第、締め切らせていただきます。

 

【オンラインのみ】参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59

 

※Peatixからのお申込みはこちらから。YoutubeLiveでの視聴のみ参加はこちら

参加アーティスト

Olia Fedorova(オリア・フェドロヴァ)
ハルキウ在住のビジュアルアーティスト。パフォーマンス、写真、ビデオ、テキストを扱う多分野のコンセプチュアル・アーティスト。2016年、ハルキウ州立デザイン芸術アカデミーを卒業。ネイサン・アルトマン・コンテンポラリー・ビジュアル・アート・コンテストで優勝(ヴィーンヌィツャ、2017)。ドイツ、オーストリア、イギリス、スペイン、アルゼンチン、日本、アメリカでグループ展などに参加。現在は戦火でのシェルター生活の手記、言葉の作品に取り組んでいる。
▷Instagram(@olia_off) ▷co・ikiのポスト(日本語あり)

Nana Biakova(ナナ・ビアコバ)
ミコライウ出身のマルチメディア・アーティスト、グラフィックデザイナー。パフォーマンス、デジタルグラフィック、版画、映像など多様なメディアを活用した作品を制作している。ミコライウの造船大学でデザインを、キーウの視覚コミュニケーション学校でグラフィックデザインとメディアアートを学ぶ。「実験的舞踏グループZA」の共同創設者。2020年2月に来日し、現在は日本を拠点に活動している。
▷HP ▷portfolio ▷Instagram(@nanabiako)

Diana Berg(ダイアナ・バーグ)
ドネツク出身のキュレーター・アーティスト。2014年、故郷での戦争から逃れるためマリウポリへ移住。その後アートプラットフォーム「TU」を設立し、芸術と文化を通じて人権と自由を促進する活動を行う。パブリック・アクション、ストリート・シアター、インスタレーション、パフォーマンスを用いて、不平等、公と私の境界、人々の無関心に抗う批判的思考と人間の自由に関するテーマなどを扱っている。現在はマリウポリから避難中。
▷Instagram(@diana.berg.official) ▷Instagram(@tu_mariupol)

Nastia Khlestova(ナスティア・クレストヴァ)
ハルキウを拠点とするキュレーター、アートマネージャー。ハルキウ州立デザイン芸術アカデミー修士。 ポーランドのレジデンス機関Foundationに勤務。アーティスト・ラン・スペース「127 garazh」を設立し、ウクライナ、ポーランド、オーストリアで展覧会のキュレーションをしてきた。現代アートビエンナーレ「Non Stop Media」の開催に携わり、2015~2020年にハルキウ市立美術館でキュレーターを務めた。
▷Instagram(@pesnia_dnia) ▷Instagram(@127garazh)

Kateryna Biakova(カテリーナ・ビアコバ)
ドイツ出身。ミコライウで育ち、キーウを拠点に活動するファッションデザイナー。2006年ファッションブランド「FINCH」を設立。2015年、VOGUE(ウクライナ)にて若手ベスト・ファッション・デザイナーの称号を得る。ARをファッションに取り入れた活動で、イノベーション・ブランド賞(ベスト・ファッション・アワード、2021年)を受賞。アート・テック・ファッションを融合させ、VRファッションショーをプロデュースしている。
▷Instagram(@finch_wear) ▷「FINCH」紹介ページ

※戦況により当日の出演アーティスト/イベント内容が変更になる場合があります。

お申込み方法・応募後の流れ

参加をご希望の方は、このページにある「参加申込み」ボタンより、必要事項を記入して送信してください。申込み後にオンライン配信のURLや会場案内など詳細をお送りします。

※会場での参加は定員になり次第、締め切らせていただきます。

 

【先着30名】会場参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59

 

【オンラインのみ】参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59

 

※Peatixからのお申込みはこちらから。YoutubeLiveでの視聴のみ参加はこちら

 

寄付ご協力のお願い・チャリティグッズ販売

Oliaは避難生活をつづけながら、身の回りの布に詩を描いた作品などを発表。精力的にアート活動をつづけている。

この企画に多くの現地アーティストが共感し、参加の輪が広がっています。たくさんの日本人がイベントに参加し、賛同いただくことは彼らの希望となります。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

また現在、ウクライナのアーティスト支援の寄付受け付け・チャリティグッズの販売を行っています。収益は、イベント開催・グッズ制作の経費を除き、参加アーティストと現地アーティストの芸術活動および生活支援、そして現地NGOやアーティスト・イニシアティブなどによる支援活動に活用いたします(寄付先は下記参照)。

皆さまの温かいお力添えを、何卒よろしくお願いいたします。

 

寄付申し込み
チャリティグッズ販売
<寄付受付・グッズ販売期間>
2022年5月6日(金)~2022年5月31日(火)
<寄付先>
『миразом (ミラゾム)』

ミラゾムは、レジデンシー・プログラムを提供しているco・ikiが立ち上げたウクライナのアーティストを支援する非営利団体。ウクライナ文化のレガシーを受け継ぎ、未来の文化創造を担うクリエイター、現代アーティストたちを支援します。  日本との架け橋となり、ウクライナの文化遺産や伝統、コンテンポラリーアート、ファッション、テックなど様々な取り組みを紹介しながら、長期的にウクライナのアーティスト達と交流し、彼らの日本での活躍の場を様々なセクターと共創しています。
▷co・iki HP ▷ミラゾムTwitter(@coiki8)

▽ ミラゾムの主な現地支援先 ▽

Platform TU(Mariupol) / プラットフォーム「TU」(マリウポリ)

ウクライナ東部の「自由」と「文化」による戦争や偏見のない世界を目指し、2015年にマリウポリで設立されたアート活動拠点かつNGO団体。ロシア侵攻後から現在に至るまでマリウポリからの避難者支援を行い、高齢者、子ども、障害当事者などを優先して現地のニーズに即した避難生活への直接的支援を展開。現時点で240名以上の現地避難者を救っている。
▷HP ▷Instagram(@tu_mariupol) ▷facebook

※集まった寄付額に応じて、ウクライナ各拠点(キーウ、ハルキウ、ミコライウ、リビウなど)で活動するアーティスト・イニシャティブや芸術系団体など、より多くの現地支援を予定しています。

 

▽ イベントへの参加をご希望の方はこちら▽

 

【先着30名】会場参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59
※定員になり次第、締め切らせていただきます。

 

【オンラインのみ】参加申込み

※申込み期限:2022年5月19日(木)14:59

 

※Peatixからのお申込みはこちらから。YoutubeLiveでの視聴のみ参加はこちら

 

チャリティグッズ制作アーティスト(予定):マーシャ・プロニナ、オルガ・リソフスカ、カーチャ・グリツェヴァ、ミーチャ・フェネクキン、ナナ・ビアコバ、オリア・フェドロヴァ

Featured image: by Nana Biakova

ライター:SAGOJO編集部

『すごい旅研究所』の記事制作を手がける編集チーム。「旅 × シゴト」を目指すすべての旅人に役立つ情報をお届けします。

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