すごい旅の話
2021-08-12
いまこそ本州最北を目指せ! 青森市でワーケーションを体験しよう

夏の大祭「ねぶた祭」や世界自然遺産「白神山地」、日本一のりんご産地など、青森と聞いてイメージする魅力は、人それぞれにあるかと思います。ただ、本州最北端という土地柄から、「いつか行ってみたいけど、実際はまだ青森に行ったことがない……」という方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな青森でのワーケーション体験について。実は青森市では、リモートワークやワーケーションといった働き方を実践する県外の方を対象に、体験モニターの募集をしています。 ※現在は一時中止しています
「ワーク」と「バケーション」、両方を充実させるワーケーションという旅のかたち
「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた体験を表す言葉です。青森市で取り組むワーケーションの良さは、市内で快適に仕事ができるワーク面の充実度の高さと、豊かな自然が滞在の質を高めてくれるバケーションの面の両立性です。今年はあなたも、仕事をしながら青森の魅力を存分に味わってみませんか?
滞在拠点は青森市内にある選べる2タイプ
滞在の拠点としておすすめなのは、青森公立大学の「国際交流ハウス」と、浅虫温泉の町の中にある「石木邸(いしきてい)」の2つ。どちらもJR青森駅から車で30分以内の場所にあり、青森市ワーケーションのモニター体験にて利用することができます。
緑に囲まれた宿泊・仕事の拠点「国際交流ハウス」
「国際交流ハウス」の魅力は、仕事への集中力を高めてくれる周辺の環境です。施設の裏手には緑が鬱蒼と生い茂っていて、窓の外を眺めるだけで自然を感じられる贅沢な立地にあります。
食事は外食するか、コンビニやスーパーへ買い出しにいく必要がありますが、豊かな自然に囲まれての滞在は仲間とのコミュニケーションも自然と円滑に。仕事も能率アップすること間違いありません!
外からの光が差し込むエントランスホールでは、気持ちよくミーティングができます
もちろん施設自体も、ワークに適した場所として準備されています。寝室のデスクで作業に没頭することもできますし、開放的なエントランスホールや2階の会議室など、大人数でのミーティングにも対応可能な環境が整っています。
同じ敷地内でアートを楽しめるという贅沢な立地にも注目
また、玄関を出て徒歩数分、同じ敷地内には「国際芸術センター」も併設されています。国内屈指の有名な建築家である安藤忠雄氏が手掛けた建築や、『四季のアーケード』などの野外彫刻を気軽に散策しながら楽しみ、気分転換を図ることもできます。朝起きてからブラブラ散歩をすれば、頭もスッキリして最高の形で1日のスタートを切れますよ。
築100年を超える古民家「石木邸」は外観のレトロ感も要チェック
もうひとつの拠点である「石木邸」は、緑に囲まれた国際交流ハウスとは対照的に、海のそばの温泉街に位置しています。そのため、海・温泉・道の駅・コンビニといったスポットが徒歩圏内に揃っていて、不自由なく滞在ができる立地です。それでも、都会の喧騒とは無縁の落ち着いた環境であるのも嬉しいポイント。
観音像に見守られながらの仕事……効率は上がる? 下がる?
石木邸は、築100年以上の古民家。この場所に移築され、過去には地域のお医者さんが自宅として使っていたとされています。現在はリノベーションが施されテレワークにも適した空間づくりがされていますが、まだ手が加えられていない部分も多く、蔵が残されていたりとレトロな雰囲気も満載。
仕事用の大きなデスクにはモニターが常備されていますし、奥の床の間には観音像が置かれています。仕事ぶりを見張られているようで、緊張感を持って作業に取り組める効果が期待できるかも?(笑)
2階には宿泊部屋となる和室が3つ並んでいます。襖で仕切られているだけなので、プライベート感を重視する場合には、国際交流ハウスを利用する方が良いかもしれません。利用時の人数や目的に合わせて、適した拠点を選ぶことができますよ。
設備が充実したワークスペース「seven C's」も活用しよう
宿泊拠点である2つの施設自体が仕事に適していることはすでにお伝えした通りですが、滞在空間とは別のオフィスがほしい、という方もいるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、JR青森駅から徒歩約10分のところにある「seven C’s(セブンシーズ)」です。
広々とした開放感のあるワーキングエリアは、ドロップインで1回からの利用が可能。ただ作業をするだけの空間というよりは、フリードリンク付きのおしゃれなカフェのように利用できる場所です。奥には貸会議室があるので、オンライン会議や打ち合わせの際には有効利用しましょう。
高速Wi-Fiがあるのは当然のことながら、他にも作業の効率アップにつながる設備がずらり。というのも、ここはリコージャパン(株)と協業で運営されているコワーキングスペースで、リコー製のデジタルデバイスが利用者の仕事をバックアップしてくれるのです。
思わず試したくなる最新機器がたくさん!
例えば、ワーキングエリアに設置されている大きなモニターは、電子ホワイトボードとして使うこともできる最新機器。パソコン1台で仕事を完結できる時代ではありますが、アイデア出しや企画のブレストなどが必要なクリエイティブな現場では、手書きでの作業がより効率的な場面があります。seven C’s を利用する際は、そんな設備面にも注目です。
同フロアにはカフェが入っており、立地も青森の中心街にあることから、オンオフの切り替えがしやすいのも大きな魅力のひとつ。快適なワークの拠点として、ぜひ有効利用してくださいね。
さて、ここまではワーケーションにおける「ワーク」の面をご紹介しました。次は「バケーション」の方にも目を向けてみましょう。青森市が行っているワーケーションのモニター体験では、「くらしや余暇の体験プログラム」としてさまざまなメニューが用意されています。
海も山も渓流も! バケーションでは青森の自然を満喫しよう
力強い緑に囲まれた奥入瀬渓流
青森の中でも特によく知られる景勝地、奥入瀬(おいらせ)渓流。青森と秋田の県境に位置する十和田湖を源流とし、14kmにも渡る渓流沿いのハイキングを楽しめる場所です。
ブナなどの巨木が数えきれないほど並んでいる中に、透き通った水がうららかに流れていて、どこを切り取っても絵になります。絶好の森林浴スポットで、仕事で疲れた身体を癒すにはこれ以上ない最高のロケーションです。
渓流沿いを歩くだけでも十分に楽しめますが、ガイドさんに植物や渓流の成り立ちなどを聞きながら散策すれば、より満足度の高いアクティビティになります。
例えば、奥入瀬には約300種類の苔があるそうです。これは日本国内で見られるすべての苔の1/6に当たる種類数とのこと。この小さなエリアにそれほどの数があるというのは正直驚きですが、これも教えてもらわなければなかなか気づけない点でした。
奥入瀬渓流を代表するスポット「銚子大滝」は、誰もが思わず足を止めてしまう美しさ
十和田湖の近くまで行くと現れる、いくつもの滝の流れも奥入瀬の大きな見どころです。その中でも、銚子大滝(ちょうしおおたき)は最も人気のあるスポットなので、見逃し厳禁。天候や時期にもよりますが、条件次第では夕方に上から光が差し、神々しさすら感じられる光景を作り出してくれます。まさに非日常の感動を与えてくれますよ。
十和田湖周辺も青森自慢の自然を堪能できる場所です。のんびりとした航行で湖上の時間をゆったり楽しめる十和田湖遊覧船は、渓流沿い散策とはまた違ったリラックス時間。奥入瀬渓流とセットで訪れるのがおすすめです。
また、バケーションといえば、やっぱり海! という方も多いはず。そんな希望にも応えられるのが、青森市のワーケーションの大きな強みです。
青森市街から東へ車で30分、すでにご紹介した「石木邸」がある浅虫は、海に面している地域です。浅虫サンセットビーチにて、シーカヤックやSUPを体験することができます。
沖合に浮かぶ湯ノ島へと向かいます
島の裏側には、カヤックに参加しなければ見られない自然美が
奥入瀬と同じく、こちらもガイド付きのアクティビティのため、初心者でも安心です。波の状況によって催行できるかが変わりますが、凪のタイミングであればビーチから見える湯ノ島をグルっと回るコースを楽しめます。陸地からとは一味違う、険しい島の迫力を味わってみてください。
浅虫の海でのアクティビティには、釣り堀での釣りや岩場付近での磯遊びなど、大人から子どもまで楽しめる幅広いメニューが揃ってます。他にも、アクティブに身体を動かすより学びのあるツアーやクラフト体験の方が好きな場合は、りんご狩りや「こぎん刺し体験」に挑戦したり、先日世界文化遺産に登録されたばかりの三内丸山遺跡の歴史ツアーに参加したり、といった選択肢もありますよ。
ゴロゴロのりんごが入ったアップルパイは、りんご大国ならではのスイーツ
アクティビティの種類がとにかく豊富なため、それだけでも満足できる滞在になるかと思いますが、青森の食はそれに負けないくらいの魅力があります。りんごや大間のマグロは全国的に有名ですが、それだけではありません。
プリプリな身の絶品ホタテや濃厚なウニなど海産物が美味しいのはもちろん、「田酒(でんしゅ)」や「豊盃(ほうはい)」といった日本酒の産地としても有名です。また、「十和田バラ焼き」や「青森味噌カレー牛乳ラーメン」など、地域ごとのご当地グルメにも注目です。
まだ動いている状態のウニ。一度食べるとウニの概念が変わるような新鮮さ
青森市の衝撃的ご当地メニュー「味噌カレー牛乳ラーメン」は一度食べるとクセになる?
青森でワーケーションをするなら、今がチャンス!
ワーケーションと一言でいっても、その形は千差万別です。青森市でワーケーションをする魅力は、「ワーク」と「バケーション」のどちらも十分すぎるくらいの充実度を期待できること。つまり、ワーケーションの魅力を最も満喫できる場所なんです!
あなたもその魅力を体験してみませんか? 今年、青森市でお待ちしています!!
▷ リモートワーク・ワーケーション体験モニター(現在は休止中)