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SAGOJO ストーリー

2020-11-07

都心からアクセス抜群! 埼玉県・秩父市でワーケーションを体験してきました

秩父で「これからの時代のワーケーション」

ワーケーション、という言葉が世に飛び交いはじめていたのは何年か前。「働き方改革」が叫ばれ始めた頃のことでした。ワーク+バケーション、休暇をとりながらリモートワークを行うという仕事あるいは休暇のあり方に、ある人々は興味津々、ある人は戸惑い、中には反発する人も。

いずれにしても、ワーケーションはひとつの働き方として私たちの社会にこれから根付いていこうとするところでした。ところが、そこで世界を襲ったのがコロナウイルス。私たちの働き方は、ウイルスに背中を押される形で変わらざるを得ませんでした。テレワークという言葉が飛び交い、不慣れなオンライン会議に四苦八苦する人も。出勤せずに済むことが快適だという声が目立ちましたが、時が経つにつれて「テレワークは疲れる」という声もあちこちから聞かれるように。難しいものです。

▲ 今回SAGOJOメンバーが訪れた秩父の玄関口、西武秩父駅。池袋から特急「ラビュー号」で83分。

そこで再び注目されるのが、ワーケーションです。皮肉な話というべきか、ニュー・ノーマルに差し込んだ光というべきか。これまで今ひとつ多くの人に伝わり切っていなかったワーケーションの魅力を、コロナ禍にある今こそ実感できるのではないか。そう考え、SAGOJOメンバーは(もちろん十分に感染症対策をしながら)ワーケーションを体験してみることにしました。

場所は、あることから偶然ご縁をいただいた埼玉県の秩父市。訪れて初めて実感することになるのですが、ここはまさに「これからのワーケーション」を象徴するような素敵な土地でした。

観光地としての秩父はコンパクトでバランス良し

▲ SAGOJOメンバー滞在地近くの景色。西武秩父駅や市街地からも歩ける距離で、この自然の豊かさ。

西武鉄道がテレビCMを流していることもあり、特に近年になって「観光地としての秩父」はよく認知されるようになってきたようです。少し詳しい人にとっては、「秩父夜祭」をはじめとするたくさんのお祭のイメージが強いかもしれません。ただ、お祭というものはどうしても人が集まって「密」になってしまうもの。日本全国で今年のお祭は中止または縮小となってしまっており、秩父も例外ではありません。

しかし秩父では、いつでもすぐそこに「自然」があります。東京湾に注ぐ一級河川である荒川の源は、実はここ秩父。豊かな水資源に育てられたこの土地は、花も緑も豊かです。羊山公園・美の山公園などでは、時期ごとに異なる美しい花に囲まれ、季節を感じる時間を過ごすことができます。

▲ 山奥へ入っていくと、こんな風景。スリル満点のジップライン体験もできる。

自然がもたらす美しさは、植物ばかりではありません。11月や4月に、気象条件が整い運が良ければ早朝に見られるのが、秩父盆地を覆い尽くすかのような「雲海」です。秩父ミューズパーク内の展望台は、雲海スポットとしてよく知られています。

より親しく楽しく自然と触れ合いどっぷり感じたいときには、こちらも秩父ミューズパーク内にある「フォレストアドベンチャー秩父」がおすすめ。家族連れで楽しめる、国内最大級の本格的アスレチックです。

▲ 三峯神社の堂々たる参道。厳かなでありながらリラックスできる、神聖さと自然が調和した不思議な空間。

逆に、心静かに厳かな気持ちで自然に包まれたければ、三峯神社まで足を伸ばしてみましょう。ヤマトタケルが創建したとも伝えられる、想像を絶するほど由緒正しい神社です。厳かな社殿の前、高くそびえる木々の中で呼吸をしているだけでも、心身が洗われるような気持ちになります。また、敷地内の展望台は最高の眺めを見せてくれます。

すばらしいのは、ここまでに挙げたスポットそれぞれが、市街地から少し車を走らせるだけで訪れられる場所にあること(三峯神社だけは山奥にあり少し遠いですが、半日見ておけば十分です)。「午前の仕事が終わったらドライブがてら展望台に行き、ランチに豚玉丼(※)でも食べて帰ってこよう」なんてこともできるのです。

▲ 「たぬ金亭」の豚玉丼。味の秘密は、秩父伝統の「麦みそ」に。サイズは小盛りから特盛まで4種類、お子様セットもあり。

※豚玉丼:秩父市街地から少し離れた国道沿いにある「たぬ金亭」が提供するメニュー。「全国丼グランプリ」で6年連続金賞を受賞しており、「豚味噌丼」「わらじカツ丼」に続く秩父の新名物として注目されている。

生活の「当たり前」をグレードアップしてくれる秩父

▲ 埼玉ではお馴染みのスーパー「ベルク」。暮らしに必要な食材はなんでもしっかり揃う。

秩父には観光の名所が多くありますが、過剰なツーリスティックさは感じられず、「人の暮らし」がきちんと営まれている雰囲気があります。たとえば、スーパーマーケット。街道沿いの郊外型店舗から、市街地ど真ん中にあるお店まで、それぞれが地元の方の暮らしとしっかり寄り添っているのがわかります。品数も豊富で、野菜などをはじめ新鮮、かつ手頃な値段。都心から訪れた人も、不便さはほぼ感じないでしょう。

▲ 昭和レトロなパリー食堂。スーパー「ベルク」からもほど近い市街地にある。料理ももちろんおいしい。

ワーケーションとなれば、「しっかり自炊でがっつり暮らす」という感じでもないかもしれません。そんなときには外食を。豚味噌やわらじカツの丼、独特のくるみのつゆが有名な蕎麦といった秩父らしい食事ができるお店は、市内に点在しています。登録有形文化財となっている建物で昭和レトロな雰囲気を楽しめる「パリー食堂」もオススメです。

一日の仕事を終えた後にはゆっくりとお酒を、という方もいるでしょう。実は秩父は、お酒の生産が活発。ウイスキー、ビール、日本酒、焼酎、ワイン。この5種すべて、秩父産の製品が生産されているのです。今日はウイスキー、明日はワイン……と順番に試してみるのもいいかもしれませんね。もちろん、お土産にもぴったりの品々です。

▲ 奥秩父の老舗ワイナリー「源作印」のワインは、スーパーにもこんなにたくさん並ぶ。

仕事の後の楽しみとなってくれるもうひとつの魅力は、温泉です。西武秩父駅前の「祭の湯」では、まるでスーパー銭湯のような気軽さで温泉を楽しむことができます。車を少し走らせれば「満願の湯」「星音の湯」など、日帰り入浴できる温泉がいくつもあるのです。

食べて、飲んで、ひとっ風呂。都会で仕事をしていても暮らしの中にある当たり前のことを、それぞれ豊かにグレードアップできるのが、この秩父という土地です。

都心からのアクセス抜群! シームレスな「ワーケーション」を

▲「ラビュー号」車内。窓もとても大きく、乗っているだけで気づけば自然に包まれるような気分に。

秩父の魅力の大前提。それは、ここまでに述べてきたような魅力的な土地に、都心からわずか1.5時間ほどで訪れることができる、という圧倒的なアクセスの良さです。西武池袋駅から「ラビュー号」を利用した場合、西武秩父駅までの所要時間はなんと83分、料金はわずか1,500円(特急券含む)。いつもと違う方向に向かって、いつもと違う電車に乗って、でも(主にPCで仕事をする方なら、ですが)いつも通りPC画面に向かって仕事を進めることができます。車内のwi-fiもサクサク、椅子の座り心地もばっちり快適です。

ワーケーションを敬遠する人は、「仕事と休暇は分けるべき」と言います。もちろん、仕事と遊びのケジメは大事。でも一方で、「いつものように仕事を終えて一呼吸したら、気づけばそこにはいつもとまったく違う豊かな自然、おいしいご飯とお酒、あたたかな温泉があった」という体験も素敵なのでは。秩父という土地は、いつもよりリラックスできる「オフへの切り替え」をもたらしてくれるかもしれません。

▲ 今回滞在した施設は、おしゃれでゆったりした別荘のような家。「お試し移住」ではこちらに滞在する。

秩父市は、移住を検討する方へのサポートのための取り組みに注力しています。新型コロナウイルスの影響で「お試し移住」の制度も、この11月から再開。まずワーケーションを、そして秩父に愛着が湧いてくれば移住を検討、というのもアリかもしれませんね。

秩父市移住推進事業公式サイト 暮らす秩父