この募集は、マッチング後に依頼主と直接メッセージでやりとりのうえ進行していただく『ダイレクトマッチング』のシゴトです。
こんにちは! 奈良県 吉野町にある吉野貯木場で『吉野中央木材株式会社』を営む石橋 輝一(いしばし てるいち)と申します。
家業として代々、林業や木材業に従事し、昭和14年の吉野貯木場の開設に合わせて祖父の兄弟が製材所を立ち上げました。製材所としては私で3世代目となります。
今回は、木の香りが漂う吉野町に滞在し、製材所のサポート業務を行いながら、私たちの活動や木材業の魅力をSNSで発信してくれる旅人を募集します!
吉野の木材と社会をつなぐ製材所の仕事
原木市場で競り落とした丸太を持ち帰り、土場に並べてどのような製品を木取りするか確認している様子。
吉野町は日本三大美林に数えられる吉野杉の産地です。私は小さな頃から杉や桧に囲まれて育ってきました。大学卒業後はサラリーマンやテレビ番組制作会社を経て吉野町に戻り、それから16年ほど木材業の仕事に携わっています。
家業ではあるものの、入社当時は木の知識や業界用語がまったくわからず、日々仕事をしながら知識を身につけていきました。次第に製材所の魅力や面白さにハマり、日々の仕事を発信することで木のある暮らしを広めていけるのではないかと思い、ブログや『月刊杉 WEB版』で連載を始めました。
吉野中央木材株式会社 3世代目 / 石橋 輝一
連載がきっかけで仕事の幅が広がり、それ以降は製材所の仕事と同時に吉野の木材や地域を盛り上げる活動をおこなっています。
たとえば、吉野杉の魅力を発揮する手段として、木桶仕込みの日本酒を60年ぶりに復活させたり、醤油や味噌などの発酵食品を木桶仕込みにしたり、日本中の蔵元さんに新しい桶を作るときの材料として使っていただいたりしています。
ほかにも、地元の中学校で使っている机の開発をしたり、木のまち吉野を体感できるゲストハウス「吉野杉の家」を企業とコラボして作ったり。吉野の木材が社会とつながることによって、木のある暮らしを作る仕事が増えてきています。
林業の地として500年以上の歴史を持つ吉野町
古くから林業の地として知られる吉野町の風景
「木のまち吉野」と呼ばれるほど、林業の地として500年以上の歴史を持つ吉野町は、「吉野材ブランド」を築き上げ、森林セラピーにも力を入れている地域です。
長い歴史をもつこの町には「金峯山寺蔵王堂」「吉野山」「吉水神社書院」など、世界遺産に登録されたスポットが点在し、また日本屈指の桜の名所としても知られています。
春には吉野山に満開の桜が咲き誇ります。
年々人口減少が進んでいる町ではありますが、人の温かみを感じられるのが吉野町の良さです。実際にうちで働くことになった従業員も、居心地の良さに惹かれて吉野町に来てくれました。
吉野川が流れる町の風景
ほかにも、自然豊かで吉野川のせせらぎを聴きながらキャンプができるので、アウトドア好きにはたまらない環境です。最近は地域活性化に興味がある人たちが集まってきており、地域に関わるのが好きな人にとっても刺激をもらえる環境だと思います。
滞在中は町案内や木材業について案内いたしますので、気になることがあればお気軽にご質問ください。
仕事の面白さを伝えることで、木のある暮らしを作っていきたい
機械で丸太を切断している様子。注文内容によっては、長さを切断してから製材することもあります。すべてオーダーメイドなので、様々な仕様に対応します。
私が思う木材業の魅力は、木は人類が唯一、短い期間で再生産できる資源だということ。木は50年あったら再生できるし、ちゃんと育林すると再利用もできCO2を吸ってくれるので、地球温暖化の抑制にも役立ちます。
そして、丁寧に育てた木を使ってもらうことで健康や幸福にも貢献できる。そこにやりがいを感じますし、誇りを持っています。
私たちはお客さまの望みに最大限お応えすることで、一歩ずつ活動の幅を広げていますが、製材所としてここ数年は大きな壁にぶち当たっています。それは、人材です。仕事や地域活動の依頼を受けたとしても、職人がいないと意味がなくなってしまいます。
製材所の最終工程。カンナの一枚刃で、フローリング板の表面を超仕上げをしている様子。製材所の仕事は2人1組で行う場面が多く、コンビネーションが大切です。
製材所の仕事は目利きなど熟練の技が必要で、技術を受け継いでいかなければならないのですが、ここ2年間は特に、人材の募集をかけても反応がとても少ない状態です。
私たちが木のある暮らしを広げていくためには、木の仕事の面白さ・やりがいをさまざまな人に知ってもらうことが必要だと考えています。そこで、これまでとは違うアプローチに挑戦したいと思い、今回の募集に至りました。私たちの活動に興味を持っていただける旅人に来てもらえると嬉しいです。
木材の仕事に触れながら、製材所の魅力を発信してくれませんか?
製材所で働く従業員たち。現地でお待ちしています!
今回旅人にお願いしたいのは、次の2つの業務です。1日あたり8時間で、最低1週間(5日)ほどを想定していますが、時間や日程に関しては調整可能ですので、アサイン後にご希望をお聞かせください。
① 木を加工する製材所のサポート業務
製材所でカットした木を受け取る作業、木を乾燥させる桟積み(木材を乾燥させる作業)など、製材所における作業をサポートしてくれませんか?
② SNSでの発信
吉野中央木材のSNSアカウントを通して、私たちの活動内容や吉野杉に関する情報など、木材業の魅力が伝わる発信をおこなってください。もし個人のSNSアカウントでも発信が可能であれば、そちらで投稿していただいてもOKです!
SNSの発信内容や運用方法については、アサイン後に個別にお話できればと思っています。
製材の仕事は危険な部分もありますので、十分に注意が必要です。先輩社員が安全に仕事ができるよう指導してくれます。
体力が必要な作業もありますが、 未経験の方でもOKです! 木材業の魅力をどのようにPRしていけばいいかアドバイスや意見をくれる、下記のような旅人を求めています。
- 木や木材業に興味をお持ちの方
- 日々違う業務を行うため、何事にも楽しんで取り組める方
- 発想力が豊かでさまざまな視点で提案してくれる方
- 吉野町に興味のある方
- 自然豊かな場所が好きな方
長期での関わりをご希望の場合は、継続してお仕事をしていただくことも可能です(最低週3ペース)。勤務日以外はリモートワークや観光をお楽しみください。端材もご自由に持ち帰りできますので、DIYで使ったり焚火に使ったり、帰った後も吉野町を味わっていただけます。
「木のまち吉野」で非日常の体験を
『デッキno下』はWi-Fi完備で仕事も捗ります。大きな吉野杉の机は、SAGOJOの旅人が町の方々と一緒にDIYしてつくりました。
滞在中は ゲストハウス 三奇楼 の離れである『デッキno下』への宿泊が可能です(※1日あたり500円)。展望デッキから吉野川を眺めたり、吉野材を使ったテーブルでゆったりとしたり、木の香りが溢れる心地よい環境のなかで、都会の喧騒とは異なるリラックスした時間を過ごせます。
木材業についての魅力を肌で感じながら、発想力豊かな視点で新しい風を吹かせてくれる、あなたからのご応募をお待ちしています!
