※今回のシゴトは再募集案件です。前回の募集を逃してしまった方からのエントリーをお待ちしております!
なんと…「日本最大級のクラウドソーシング」でおなじみ、ランサーズさんが、SAGOJOで旅人を募集することになりました!!
今回募集するのは、ランサーズが新たに立ち上げる「さすらいワーク」というプロジェクトに参加して、その魅力を記事にしていただける旅人。さすらいワークとはなんなのか。その狙いは? 「さすらいワーク」の仕掛け人、ランサーズ地方創生推進・鈴木秀逸さんにうかがいました。
「さすらいワーク」とは?
――「さすらいワーク」って、どういうものなんでしょうか?
フリーランスが、普段住んでいる地域とは違う場所に数日間滞在しながら仕事をするスタイルを「さすらいワーク」と名付けることにしました。そういう働き方をする人を増やしていこうというのが、このプロジェクトの狙いです。

ランサーズは仕事をしてくれるフリーランスの人たちに支えられている会社なので、フリーランスの中長期的な価値向上を目指すのが行動指針となっています。地方で仕事がしたいと考えているのになかなか行動できていないフリーランスに、地方に行く動機づけをしてあげられないか、そう考えているんです。
ランサーズのフリーランスの8割が地方で仕事をしている?
さすらいワークin八幡平にて
――数年前に「ノマド」という働き方がクローズアップされましたが、共通するところはありながら、より具体的なイメージですね。でも、どうして「地方で働く」ということに注目するようになったんですか?
ランサーズは当初CSRとして、地方自治体の地域活性を始めました。クラウドソーシングの仕組みを地域の方々に教えることで、企業誘致が難しいエリアでも住民が稼ぐことができるようにする取り組みです。現在も事業として継続していますが、一方でそこで見えてきたのは、人口減に歯止めがかからない地方の現状でした。人を呼び込もうとしているけどなかなか上手くいかないんですね。
スキルのあるフリーランスの方々は、場所を選ばず仕事ができるから、東京を離れて地元に帰ったりしている。ランサーズで仕事を発注するクライアント企業の約6割は東京の会社なんですが、それを受けているフリーランスの約8割は地方で仕事をしている。仕事の再分配が起きているんですね。
私もフリーランスのような立場だったことがありますが、フリーランスが欲しいものって、気分転換と交流なんです。しかし、フリーランスはどこかに行きたいと思っても、居住地域を出るのはやっぱり少し怖いんですよね。それに、大抵どこに行ったら良いのか分からないし、結局お金を払ってホテルや旅館に泊まって観光地を巡る、普通の旅行になってしまうことが多い。
そこで、地元の人と交流できる企画をきちんとパッケージ化して、定義付けしてあげられれば、フリーランスの方々も行きやすくなる。それを具体的な形に整えたのが「さすらいワーク」です。
地方で仕事がしたいフリーランスにきっかけを

――鈴木さん自身もフリーランスだったことがあるんですか?
私はもともとテレビのディレクターをしていたんですが、子供が生まれたときに、家族で過ごす時間を増やしたいと思ってPR会社に転職しました。そこで経験を積んでから独立して、フリーランスのようなかたちでPR会社を立ち上げたんです。多くても従業員は5人くらい。クライアント企業の売上を伸ばすためのマーケティングプロモーションをしていたんですが、自分で企画書を書いて仕事を取ってくるので、経営者というよりも法人化したフリーランスという感じでしたね。
その後、「時間と場所にとらわれない、新しい働き方を創る」というランサーズの理念に共感して、会社は売却してランサーズに入社することにしたのですが、妻もフリーランスですし、時間と場所にとらわれない働き方に憧れる感覚は昔からありましたね。フリーランスという新しい働き方を活性化させることで、もっと社会に貢献する仕事がしたいと思ったんです。
フリーランスの幸せって、仕事だけじゃない
さすらいワークin八幡平にて
日本のフリーランスは、仕事はほどほどにして、仕事以外の幸せを追求しようという感覚の人が多いように思います。自分が独立したのも、子供の成長をちゃんと見ていたいという気持ちがあったからですし。自然豊かな土地で子どもと一緒に暮らしたいというフリーランスは多いんですよね。
フリーランスの方にとって、地元の人から見たら何でもない風景に感動できるし、知らないおっちゃんとも仲良く話したい。実際地方に行くと、経済的な利益のためとか、人より有利に立つためとかではない、人と人との関係が作れる。心がほぐされるのが魅力だと思っています。
「いきなり移住」じゃ人は来ない
地方の行政としては、人に来て欲しい。でも、地方自治体がよくやってしまう間違いが、最初から移住希望者を探そうとすることです。
最近、自治体は移住を促進するために移住体験ハウスという安く泊まれる施設を用意していることが多いのですが、定住したい人をいきなり狙ってしまって、利用することができる人を「県外に住んでいて移住を考えている人」に絞っていたりしている。

でも都会の人にとって、「いきなり移住」ではハードルが高すぎます。まずは、認知してもらう。訪問してもらう、地域に関わる、というフェーズをクリアしなきゃいけない。でも多くはこのフェーズは「観光」として行っていて、移住の施策とは分離しているんですよね。
フリーランスが地域の人材不足を補完する
さらに、行政のもう一つの悩みは、地元にスキルのある人がいないことです。ウェブサイトのデザインやパンフレットの制作、翻訳など、誰かにやって欲しい。今はインターネットさえあれば誰かに発注できる時代ですが、やっぱり顔と顔を付きあわせて仕事を依頼するんじゃないと怖い。そういう仕事を、地元に来たことがあって交流があるフリーランスにやってもらえないか。そう考えているんです。
人に来て欲しい地方行政のこういった課題と、地方で人と交流しながら仕事がしたいと思っているフリーランスの希望とを、つなげる試みが「さすらいワーク」なんです。
さすらいワークin八幡平にて
意識は高くなくていい―旅行に替わる人と人との交流を
さすらいワークin八幡平にて
――たしかに地方で仕事をしようと思っても、なかなかきっかけがありませんよね。
はい。他にも、人出が足りていない地元の仕事をフリーランスに体験してもらうこともできます。フリーランスが本職で稼げないときに、第二の仕事として、下草刈りなど地域の仕事をする。兼業農家みたいなかたちで、兼業デザイナー、兼業翻訳家という働き方があっても良いんじゃないでしょうか。
ボランティアがしたいとか、地域活性化に貢献したいとか、別にそういう熱い志を持っている必要は無いんです。自然があって、人との出会いがあって、美味しい農水産物があって、一緒にお酒を飲めば住民と仲良くなれる。テレビ番組で言えば『DASH村』とか『ダーツの旅』とかの世界観です。地方に住むことの魅力を感じてる人は多いと思うんですが、自分一人でやるには相当なエネルギーがいります。さすらいワークが、そのきっかけになればいいですね。
フリーランスという新しい働き方をする人が集まって、大きいうねりになっていけば、旅行に代わる、人と人との交流の体験になるかもしれません。それを日本全国に巻き起こしていきたいですね。

「さすらいワーク」の魅力を記事で伝えていただける旅人募集!
というわけで今回は、フリーランスが地方に滞在して仕事をする「さすらいワーク」を体験して、地方で滞在して働くことの豊かさ、楽しさを記事のかたちで伝えていただける旅人を募集します。(ランサーズへの登録が必要です)
具体的には指定の地域で2-4泊の滞在をして、撮影した写真と文章で2000-3000字の体験記事を2本以上執筆していただける方。滞在中、こちらからお願いする農業体験や現地の方との交流体験をしていただくほかは、普段の仕事をしていただいたり、周囲を散策していただいたり、時間の使い方は自由です。
現地までの交通費や食費などの経費については、お支払いできる金額に上限があるのですが、宿泊場所は、お得な金額で宿泊できる現地の「移住体験ハウス」を特別に開放していただきます。訪問地域によって条件が変わりますので、エントリーしていただいた方宛には、随時、お知らせします。
まずはフリーランスが地方に滞在しながら働く新しい仕事のスタイル「さすらいワーク」に興味があって、案件が発生次第、個別にご相談させていただける旅人を募集します。(実際の参加可否はその際にお伝えする日程や地域、条件からご判断いただけます)
鈴木さんの「旅行に代わる人と人の交流を」という発想は、「旅をシゴトに」を合言葉にしているSAGOJOとしても、応援したいもの。「さすらいワーク」の魅力を記事で伝えていただける旅人、お待ちしてます!
富山県・南砺市では、「さすらいワーク」したいフリーランスの受付も、はじまってます。

そんなわけで、立ち上がったばかりの「さすらいワーク」プロジェクトですが、じつはいち早く受付を開始している地域があります。
それは富山県・南砺市。滞在に対する報酬などはありませんが、気分転換に地域を訪れたい方は、南砺市のさすらいワーク受け入れ隊の地域の方が運営しているさすらいワーク in 南砺のFacebookページから参加申請してみてください! (承認制です)
とくに「地域の人と触れ合いたい!」「地域の仕事を手伝いたい!」と考えている方は大歓迎。他ではできない、人と人の交流を体験してきてください!
編集・構成:須田英太郎、スガタカシ 写真:スガタカシ
